カエルニッキ

ド・ザイナー。

芦花公園 イネマメ


展示の帰りに自家焙煎コーヒー イネマメさんで、50g×4種類買ってきました。前も行ったことあるのですが、店主気さくで話しやすくて買いやすい。


50g単位で売ってるのでいろいろ飲みたいときにすごくうれしい。


豆の説明も緩やかでわかりやすいです。左が深め、右にいくに従って浅煎り。今回はあまり苦くないセレクトにしましたよ。

最近は袋から滲み出る豆の香りをハスハスするのが好きすぎて、机の上に置いています。

自家焙煎コーヒー イネマメ
営業時間:10:00〜19:30
定休日:火曜日(毎週火曜日と各月最終日水曜日が定休日です)
場所:東京都世田谷区南烏山3-3-3
tel:03-6279-5611
禁煙

【過去ニッキ】
芦花公園 イネマメ - 2021-02-14

21.09.23

世田谷文学館『イラストレーター 安西水丸展』


世田谷文学館|イラストレーター 安西水丸展に行ってきました。


かわいくて、シンプルで、きれいで、鋭くて、のんびりで、愉快が詰まってました。パートナーを組んだ相手とのリスペクトがすごい。


展示は写真撮りホーダイなのもうれしいところ。
気に入ったところチョイスして写真載せていきます。


画面を横切る一本の線が、オブジェクトの印象を強くのこします。物によって風景が変わっていくのもすごい。この表現方法は、安西さんがイラストレーターで仕事をするようになってから、たくさん仕事を受けた時でも、時間をかけずに質が落ちないようにと、工夫されたシンプルなスタイルだそうです。


色指定。仕上がりを脳内で想像しながら指定する作業は壮大です。


大胆な2色のイラストの世界が楽しい。好き。


和田誠さんと」コーナー
たまたまなんですが、昔よく見に行った観劇やオーケストラコンサートのチラシは、やたら和田誠さんが手掛けてて、とてもなじみがあるのですが、ふたりの2人展はステキな取り組み!


一人がかたっぽ描いて,もう一人が片っぽを描く。この展開が楽しい。


キネマ旬報の映画の連載コーナーにある似顔絵について、水丸さんが「似顔絵が似てなくて困っている」に、村上春樹さんが言われた「水丸さんには矢印という強い味方がある」という逸話がおもしろいです。なんでも味方につけていくスタイルステキ。


大衆食堂のイラストに、大井町の路地裏にある洋食屋ブルドックが載ってたので、うれしかった。ここの量はすごいです。


これは買った記憶に残っている雑誌。


お気に入りがあるお部屋。


旅の持ち物コーナー。旅先でどんなものに惹かれて、どんなものを身につけていたのか、想像しながら見ました。飛び出し坊やが気になりますがちゃんと許可を得てもらってきたらしい?。


1Fエントランスからくるりと中庭が見える空間にもがたんごとん。ここの構造いいですよね。


今回は入りませんでしたが、奥にはカフェもあります。


安西水丸展戦利品です。手ぬぐいかわいすぎる!

イラストレーター
安西水丸展

期間:2021年4月24日(土)~9月20日(月・祝)
休館:毎週月曜日 ※ただし5月3日・8月9日・9月20日は開館、5月6日・8月10日は休館
   年末年始(12月29日~1月3日)
時間:10:00~18:00(※展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで)
料金:一般 900円/65歳以上・大学・高校生 600円/小・中学生 300円/障害者手帳をお持ちの方(ただし大学生以下は無料)400円
場所:世田谷文学館 2階展示室 
   〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10
   京王線芦花公園」駅南口から徒歩5分
   小田急線「千歳船橋」駅から京王バス千歳烏山駅行)利用、「芦花恒春園」下車徒歩5分

21.09.23

ワクチン接種メモ


副反応が人により様々ですが、自分の場合のこと、体温、状態をメモ的に書いておきます。

ファイザー1回目】接種日時 2021年7月31日(土)15:24
症状ちょっと微熱程度
●7月31日(土)
 23:00/36.3度
●8月 1日(日)
 9:00/36.8度 
 11:30/37.3度 
 16:14/37.2度 
 22:50/36.6度(一瞬倦怠感)
●8月 2日(月)
 11:00/36.6度

ファイザー2回目】接種日時 2021年8月21日(土) 10:20
●8月21日(土)
 22:00 ★発熱、関節が痛み出し37.5ぐらい →12時間後
●8月22日(日)
 12:00 昼間楽になったのでおにぎり食べたり →24時間後
 18:00 ★夕方になるに連れて熱が出て38度まであがり頭痛も。
 22:00 ★38度をピークに徐々に楽になっていく感じでグラノーラ食べたり →36時間後
●8月23日(月)
 頭痛、だるさは残っているけれどほぼデスクワークは平常運転。あと2kg体重減ってた! 2日で戻ったけど。

★マークがキツかったところ。結局解熱剤投入せず。ほんとのピークの時は体温測れなかった。


ワクチン2回目接種48時間(2日間)で、だいたいデスクワークは平常に。発熱ピークは2回ぐらい来て夕方〜夜がきつかった。食べれる時に食べておくメーテルの教えに従って、用意してて食べたのに丸つけた。一口夕張メロンゼリー普通においしい! オススメ。

21.09.23

『プラットフォーム』日本語吹替版


スペイン発の異色スリラー『プラットフォーム』日本語吹替版(Netflix)を観ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

目が覚めるとコンクリート壁の部屋だった。という『CUBE』のような始まりで、部屋には自分のほかひとり、部屋中央の吹き抜けから人の食べ残しが降りてくるという、謎と理不尽のはじまり。

同居人と話をしつつ、次第に部屋の構造や、階数の配置換えシステムなどが解明されていくのですが、ほとんど食べ物が残らない下層階で極限状態になった同居人が恐怖でした。これは同居人変貌の恐怖と飢えの自分自身との戦い、そして生き抜く映画!

初めから不気味さマックスでしたが、それ以上にグロさが派手で引いてしまいました。なんと言えばいいか、カルト的グロ味。これがドンピシャなお好みの方はいるかも知れません。私はちょっとだめでした……。(その部分は休憩しつつみました。配信で良かった)

あちらの宗教的な描写が多いというかむしろメインなので、わからない自分は多分こうなのだろうなー的な解釈で見てましたが、もっとわかったらセリフの深みを感じられていたと思います。死んだ人たちの発する哲学的な言葉と幻覚に振り回される主人公を見るのは、苦行そのもの。なにより食べられないって辛い! きっと最後まで狂わずにいられない。

それを超えての最後のアレは、いいこと言ったと思ったけど、ええ! ここで終わり!? という感想……。

スペイン映画って! スペイン映画って!

21.09.22

『生きのびるために(ブレッドウィナー)』字幕版


アイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーンサルーンのノラ・トゥーミー監督による2017年のアニメーション映画『ブレッドウィナー』字幕版を観ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

この映画は2001年のタリバン政権下のアフガニスタン、カブールが舞台。11歳の少女パヴァーナが、父がタリバンに捕まり(完全に無実)、残された家族のために男の子になって稼ぎ手(ブレッドウィナー)になるお話。

つらい……。これはつらい映画でした。

まだまだ小さい少女が、家族が生きていくため、捕まった父親を助けるため、自分がやらなければ、という強さが健気でとても悲しく辛いです。初めて男の子になってひとりで街に出たときの、女じゃない自分への対応に驚く一変した世界。全く新しい世界に驚くパヴァーナがとても愛おしい。ここではとにかく女性が生きにくい社会を、繊細な心理描写で表しています。

そして、男の子であってもバイトするのもひと苦労するのですが、街は、時折上空を戦闘機が飛び、電柱にはよれよれの電線に何か引っかかっていたり、住宅の壁には銃痕が。街自体が荒んでるように見えるけれど、もはやこれが普通なのかと思ったり。

日本では考えられない恐ろしい話が盛り沢山だけど、パヴァーナのお話の物語の世界は、一変して色使いがとても美しく華やかで輝いています。こういう色あいのアニメーションのセンスはあまり日本のアニメでは見かけない気がします。

いつしか荒んだ現実と色鮮やかな物語が交差する時、握り拳にギュッと力が入っている自分がいました。

監督はとてもよく取材をされたそうで、パヴァーナのような少女がたくさんいることを残していきたい映画でもあるようです。まず知ることで、知れてよかった映画のひとつになりました。先日見た『トゥルーノース』もそうですが、アニメーションというクッションのおかげで、リアルでは目を背けたくなるようなことも、しっかり見て知ることができる映画だと思います。


表題タイトルですが、公式サイトでは『ブレッドウィナー』ですが、Netflixでは『生きのびるために(ブレッドウィナー)』とされていて、Netflixで見たので、タイトルは合わせました。

21.09.12

実家に帰らないお盆2021


昨年に続き、今年も帰省せず普通に過ごしてました。いつもそうだけど何のオチもないニッキです。
朝からお墓参り前の準備に追われているであろう実家の母へ、一段落した頃に近況報告など、電話でちょっとお話。青森も猛暑続きで暑さで体の調子崩してないかが心配だったけど、ちゃんと自分で判断して休んでいるようでなにより。ワクチンも2回接種済みで、ひとまずはちょっと安心。

「誕生日おめでとう」「ありがとう。お母さんもあさっておめでとう」2日違いで20歳違いの誕生日、歳は毎年比例して増えていくねって、母は愉快な感じで話す。他愛もない会話になぜかほっこり。

妹にお墓参りの様子の写真を送ってもらったり、何を食べたとかいろいろ実況してもらって、実家のお盆気分に少し浸れました。父が亡くなってから年2回は帰省してたんですが、2020年の正月以来帰れていないです。来年の夏は帰れる状況になってるだろうか。

後日、母の誕生日に、末の妹と彼氏がいろいろなケーキを買ってきてて、みんなで食べてました。楽しそうだな!


ところで誕生日お祝いの言葉をくれた人たちもいて、毎年覚えてもらえててうれしいです。そういえばお誕生会っぽいことしてないので、いつかおいしいものでもたべたいですね!


21.09.05

『Away』


たった一人で全てを作り上げた、ラトビアの新進クリエイター長編アニメ映画デビュー作、『Away』。(いろんなところで配信中)を観ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

終始セリフはなく、状況説明は効果音と映像のみ。アニメCGはニュルニュル動くタイプではないですが、独特の風情があり、美しい俯瞰風景と美しい音楽がリンクした、冒険の旅が体験できます。ゾウが出てくるシーンや、鳥と一緒に走るシーンは圧巻でした。静と動の見せ方がうまいと思う。

生き物はかわいらしく、彩り美しい風景が続くのですが、その中でも、ちょっとダークな部分が垣間みえ、ときどきそれが相まってすごくいい。どこかに落とし穴があるのではとハラハラする部分もあり、単なる癒し映像ではない自然界の厳しさと、非現実的なファンタジーがうまく融合している、すばらしい美的感性の映画だと思いました。

21.12.08