世田谷文学館|イラストレーター 安西水丸展に行ってきました。
かわいくて、シンプルで、きれいで、鋭くて、のんびりで、愉快が詰まってました。パートナーを組んだ相手とのリスペクトがすごい。
展示は写真撮りホーダイなのもうれしいところ。
気に入ったところチョイスして写真載せていきます。
画面を横切る一本の線が、オブジェクトの印象を強くのこします。物によって風景が変わっていくのもすごい。この表現方法は、安西さんがイラストレーターで仕事をするようになってから、たくさん仕事を受けた時でも、時間をかけずに質が落ちないようにと、工夫されたシンプルなスタイルだそうです。
色指定。仕上がりを脳内で想像しながら指定する作業は壮大です。
「和田誠さんと」コーナー
たまたまなんですが、昔よく見に行った観劇やオーケストラコンサートのチラシは、やたら和田誠さんが手掛けてて、とてもなじみがあるのですが、ふたりの2人展はステキな取り組み!
一人がかたっぽ描いて,もう一人が片っぽを描く。この展開が楽しい。
キネマ旬報の映画の連載コーナーにある似顔絵について、水丸さんが「似顔絵が似てなくて困っている」に、村上春樹さんが言われた「水丸さんには矢印という強い味方がある」という逸話がおもしろいです。なんでも味方につけていくスタイルステキ。
大衆食堂のイラストに、大井町の路地裏にある洋食屋ブルドックが載ってたので、うれしかった。ここの量はすごいです。
旅の持ち物コーナー。旅先でどんなものに惹かれて、どんなものを身につけていたのか、想像しながら見ました。飛び出し坊やが気になりますがちゃんと許可を得てもらってきたらしい?。
1Fエントランスからくるりと中庭が見える空間にもがたんごとん。ここの構造いいですよね。
安西水丸展戦利品です。手ぬぐいかわいすぎる!
イラストレーター
安西水丸展
期間:2021年4月24日(土)~9月20日(月・祝)
休館:毎週月曜日 ※ただし5月3日・8月9日・9月20日は開館、5月6日・8月10日は休館
年末年始(12月29日~1月3日)
時間:10:00~18:00(※展覧会入場、ミュージアムショップの営業は17:30まで)
料金:一般 900円/65歳以上・大学・高校生 600円/小・中学生 300円/障害者手帳をお持ちの方(ただし大学生以下は無料)400円
場所:世田谷文学館 2階展示室
〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10
京王線「芦花公園」駅南口から徒歩5分
小田急線「千歳船橋」駅から京王バス(千歳烏山駅行)利用、「芦花恒春園」下車徒歩5分
21.09.23