カエルニッキ

ド・ザイナー。

『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』字幕版


構想30年、企画頓挫9回! 鬼才テリー・ギリアム映画史に刻まれる呪われた企画が完成!という『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』字幕版を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

大変長い年月をかけた大作でした。監督、結構なご高齢なのに、相変わらずカルトで狂ってる(褒め言葉)世界は、じわじわと夢か現実か判断つかなくなっていきそうでコワイです! 監督の想像力は果てしなくわからない! そしてアダムドライバーが夢に出てきそう…!

過去にテリー・ギリアム監督作品でトラウマ的衝撃だったのが『未来世紀ブラジル』と『12モンキーズ 』でした。またあの時の衝撃をって思って観にいってしまいます。


映画の後は、新潟カツ丼 タレカツ(たれかつ)でご飯。野菜揚げを注文しましたが、全部甘くてサクサクでプリップリでおいしかったのでオススメです。下にはタレのかかったご飯が入っていて、ごはんだけでもおいしい! 揚げ物で胸がもたれるお歳ですが、こちらはおいしくいただけました。


食後のカフェも行きました〜。銀座でお気に入りの瑠之亜珈琲。北欧調の内装が好き好き。ヨーグルトアップルのシャクシャクした食感がおいしいスイーツを注文。3人で食べましたよ(強調)。


20.01.28

『第三夫人と髪飾り』字幕版


ーここは、女たちの愛と悲しみが眠る桃源郷
『第三夫人と髪飾り』字幕版を観て来ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。


19世期の秘境、北ベトナムの映像美と官能美、すごく……良かった……。あれ、これ大丈夫かって思ったら、ベトナム本国では上映中止になったとか。メイ役は本当の13歳だそうで、その役どころの幅に驚くこと多い!

劇設定では14歳。冒頭美しい川の風景の奥から、船に乗ってお嫁入りするシーンから始まります。まだ無垢な少女が富豪のおじさんの家に嫁に嫁ぐというシチュエーションだけでドキドキです。

特にセリフもなく、宴が催されている状況は把握でき、初夜はなぜか置いてある謎の卵の黄身が、『ナインハーフ』よろしく彼女の腹部を滑りヘソのくぼみで止まる、それを旦那様がすするというシルエット……。

夜の営みについて第一夫人と第二夫人からいろいろ教えてもらう場面があるのだけれど、第二夫人のエロスがとてつもなく刺激的で、あてられそうになります。水浴びのシーンはなかなかウーム。(良い)女性の監督らしいけれど、エロスと母性が合わさったような複雑な刺激を感じます。

夫人たちと日常を紡ぐ季節の移り変わりのなかで、密かに秘事も行われていて、またそれにもドキドキ。多くを語らず状況描写だけでわからせる絵作りが、登場人物の心境が見えやすく、さらに見るものの心を動かします。

かなり力が入っていたと思いますが、季節がおだやかにめぐる北ベトナムの水と花の風景がとても美しかった。『キングコング: 髑髏島の巨神』と同じロケ地とは思えない!


下高井戸シネマで見ました。火曜日はどなた様も1100円!




ここの雰囲気好きです。


高井戸駅前の雰囲気も好き。


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20.01.28

『メイドインアビス -深き魂の黎明-』


劇場版『メイドインアビス -深き魂の黎明-』を観て来ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

本編が始まる前に『マルルクちゃんの日常』という短編があるのですが、これはとてもほんわかしてゆるくて、ちょっぴり、キャッ!これも原作者の趣味?って感じの幸せな日常で、それからの本編が、後で考えると落差が大きい。

壮大な内容が詰まっていて、お話はとてもいいのだけど、度しがたい……。プリシュカがかわいければかわいいほど、後半が辛くなっていく雰囲気に緊張します。

どうしたってこうなるんだ。劇場版はテレビシリーズよりも厳しくなっています。白笛のことも少しわかり、レグの体のことも少しわかり、ナナチの過去が明かされます。

それにはボンボルドという黎明卿といわれる、白笛が登場するのですが、この人が完全な悪人じゃないというところが厄介。いや悪いんだけど! とても複雑な気分にさせられます。

旅をする3人の立場がちょっとずつ立ってきました。絆もますます強くなって行くでしょう。その代償が怖いけど、見届けたい。

私も時々ウッて思いながら見ましたが、グロいのでR15指定大丈夫な人ならオススメ。上映2日目の土曜の劇場は全回完売していました。

【関連ニッキ】


映画の後はご飯。本当にあったの! カレーは飲み物。 というお店。


券売機から、黒カレー小注文。意外と言っては失礼だけどおいしかった!


トッピングがまた3種選べて小盛りなのに結構なボリュームに。ここは食いしん坊にオススメ!

20.01.28

『ラストレター』


岩井俊二監督最新作『ラストレター』を観て来ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

期待どおり、ステキな話でした〜。岩井俊二作品お好きな方はすごくうれしいのではないでしょうか。手書きの手紙を通して交錯する気持ちの描かれ方が、優しかったり、茶目っ気があったり、偶然だったり、じわじわと岩井ワールドに引き込まれていきました。

途中から登場人物の視点が変わるのですが、常にあとから明かされる真実と相まって、物語が動いていく、その心地よさったら、魔法のようです。


ワンピースの女の子と大きい犬って、可憐さ、かわいさの象徴であり、悩殺された人も多かったのでは!私はすずちゃんに悩殺されました!

この日、映画が終わって外を見て見ると雪が…!

20.01.24

経堂 ガラムマサラ


北インド料理の経堂ガラムマサラで今年初カレー行って来ました。駅前にお店が移ってから夜に来るのは初めて。今回はかねてよりフジヲご希望のカレー屋さんです。


テーブルのゾウさんがかわいいです。


窓のゾウさんもかわいいです。ゾウだらけ。


メニューの様子です。


サービスで出て来たせんべいみたいなの。未だに名前がわかりません。


お久しぶり!かんぱーい!


まずは名物サバ缶を注文。見た目のインパクトがすごい。経堂といえば、サバ缶(東日本大震災のサバ缶を経堂商店街で売って復興した)、そしてパクチー(かつてパクチーハウスがありました)。 ガラムマサラオリジナルメニューで、サバの水煮とオクラとニンニク他各種スパイスで炒めたお酒がススムメニューです。ご飯にのっけても良さそう。店主オリジナルらしいので、インド料理で食べられるのはここだけ。たぶん。


タンドーリチキンを注文したら、思いの外大きかったの図。


香りだけで脳内活性化するレモンチキン。レモンスライスも入ってておいしい。


ハズレなし!コクたっぷり濃厚マトンチーズキーマ。うずらの卵も入ってるよ!


食べ応えのドライビーフ。このお店、コスパほんと良い。


ナンは丸い。丸いナン。


幸せ成分大量補給してきました。
2月はビリヤニの日もあるみたいで、またタイミング見て、いつか行きたいです。


お土産渡したら、ちょっと早めのバレンタインデーもらった。かわいい。

ガラムマサラ - Facebook
ガラムマサラ
営業時間:
11:30~14:30(L.O 14:00)※ランチカレーのみ
17:30~22:30(L.O 21:30)※入店は21:30まで 
定休日:木曜
場所:東京都世田谷区 (2.33 km) 経堂1-22-18
tel:03-3427-1985
完全禁煙
なるべ~く吸わないでください

20.01.20

『さよならテレビ』


東海テレビ放送ドキュメンタリー劇場第12弾『さよならテレビ』を観て来ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

東海テレビというと、2017年にポレポレ東中野で見た、『人生フルーツ』(過去ニッキ『人生フルーツ』 - 2017-12-24)が、個人的大ヒットで、以来、東海テレビすごいドキュメンタリー作るテレビ局だという認識で、今回も見に行くことにしたのでした。

本作は東海テレビ開局60周年記念番組「さよならテレビ」(77分)に新たなシーンを加えた待望の映画化である。(公式よりコピペ)


自社の報道部を映し出したドキュメンタリー映画で、冒頭のさらりとした企画発表から、勝手に撮るな、というような罵声がとびかい、初めから緊張するシーンで始まります。

さすがに個々の机にマイクを仕込むのはどうかということで、のちにちゃんとした話し合いの結果、決められた会議の時間にカメラを回すという取り付けをして、撮影は続行されます。

報道部にいる、記者(契約社員)、中途で入った新人記者(契約社員)、アナウンサーに、主にスポットをあてています。中途で入った人は、これドキュメントのはずだけど、仕込み?と思うほど、おもしろいタイミングがあって、劇場は大爆笑。強烈なキャラクターは印象的に映りました。

初めは、(言うことは)なにもないよと言っていた契約社員のおそらくベテランの記者の人は、取材を突き進めていくうちに、実はテレビの報道にとても思慮深く向き合ってたというのがわかり、そして最後の問いかけが辛辣。

大笑いした後に、厳しい現実が待っていたり、気持ちの高低差が激しい内容。会社としては痛いところも露呈した内容ではないだろうかと思う部分もあり、思い切った番組作ったんだなぁと思いました。過去に起こした問題に向き合う姿勢はとても強い意志を感じました。

このまえに、北海道テレビHTB開局50周年ドラマ『チャンネルはそのまま!』という、テレビ局のコメディードラマを見ていたので、部署の役割が大体分かった感じだったけど、それ知らないと局内で登場する人たちの立場とか、ちょっとわかりづらいのではと勝手に心配してしまったり。

難読文字とか、丸かぶりしてるネタがあったので、テレビ局あるあるなんだと思いました。


渋谷ユーロスペースで見たのですが、1FのLOFT9のカフェが雰囲気よくて好きです。


映画の後は、渋谷センター街青龍門でプチ炒飯会。一部九龍城を彷彿とさせる内装が良かった〜。


そして、新しくなった銀座線 渋谷駅にも行ってみみました。天井迫力でした…!ファァ


よくアサカツモーニングで行っていた、神戸屋キッチンだけが残る(空いてた!穴場かも!)、旧銀座線渋谷駅改札口。今後どうなるのか一応見納め。


20.01.19

『テルアビブ・オン・ファイア』字幕版


『テルアビブ・オン・ファイア』字幕版を見て来ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

エルサレムに住むパレスチナ人青年のサラームは、 パレスチナの人気ドラマ「テルアビブ・オン・ファイア」の制作現場で言語指導として働いているが、撮影所に通うため、毎日面倒な検問所を通らなくてはならない。ある日、サラームは検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められ、咄嗟にドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラームを呼び止め、脚本に強引にアイデアを出し始める。困りながらも、アッシのアイデアが採用されたことで、偶然にも脚本家に出世することになったサラーム。しかし、ドラマが終盤に近付くと、結末の脚本をめぐって、アッシ(イスラエル)と制作陣(パレスチナ)の間で板挟みになったサラームは窮地に立たされるー。果たして、彼が最後に振り絞った“笑撃”のエンディングとは!? (公式よりコピペ)


日本でいう昼ドラ的な人気ドラマの行く末をめぐって、イスラエル人、パレスチナ人の日常を交えて、ユーモラスに描いた映画。とはいえ、お国柄のベースになる心理描写の部分が分かってなかったので、話半分ぐらいかもしれないけど、発想の転換が柔軟で、最後の最後に結末が衝撃で、えええ〜!? って声が出そうになるぐらいおもしろかったです!

脚本会議の時や食事を通して、この行為が何を示すのか、というのが分かると格段におもしろさアップするのは容易に想像できました。日本人の自分からしてみれば、緊張状態のある国、という印象ですが、いい感じにいい加減でゆるい、そしてほっこりにやにやできる場面が意外でとても楽しめました。


20.01.19