『泣きたい私は猫をかぶる』を見ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。
全く前情報なく見たら、久々感動アニメだった! しばらく映画館にも行っていないせいか、長編の物語をしっかり見るのは久しぶりのせいかもしれませんが、見終わった後の余韻が長かった。
後でスタッフを見たら、佐藤順一監督、岡田麿里脚本、窪田ミナ音楽 etc……。みんな好きな人ばっかり! 何度も同じ作品を作っているからか、ファンタジーの相性がすごく良かったのかもしれません。勝手にそう思っている。そしてやっぱり泣かされる。
ところどころ鼻につくようなセリフ回しや残酷な言葉、自分を丸裸にされたような恥ずかしい部分、それでいて憎めないところや、どうにもならない悲しい出来事が、たくさんからみあって、それをあったかく包んだうえで、前を向けるような方向に動き出す様が、とてもワクワク。心地よいファンタジーでした。
あと街の風景に、ところどころレンガの煙突や壺が並ぶ味わい深い壁の路地があって、やたら趣あるファンタジーかと思ったら、なんと実在する街のようでした。愛知県常滑市という妖怪みたいな名前の町です。いつか行って見たい場所がまたひとつ増えました。
本当は6月劇場公開予定だったけれど、現在はNetflixで配信中。
20.06.29