カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ボヘミアン・ラプソディ』字幕版


『ボヘミアン・ラプソディ』字幕版を観て来ました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

良かった…! あの曲がこのようにしてレコーディングされていたのか、というシーンが相当よかった! 有名なエピソードやそうでないエピソードもうまく組み込んでいて、ラストシーンに向けてドキドキしながら見てしまいました。

ラストのライブエイド前のスタジオで、メンバーに告白したあたりからのフレディへのライティングが、神の光を浴びてるような演出で震えた。

映画オリジナルだと思うけど、病院にいた患者からのエーオとコールアンドレスポンスしたあとの、ライブエイドでのエーオーは、フレディの気持ちをより際立たせていて好きな描写です。

ゴールに置いたライブエイドシーンは、それまでの集大成で全曲分やるのかと思いきや、スタイリッシュにカット。結果的に全編通してほとんどダブることなくレコーディング、ライブシーンの曲は全て貴重なシーンになったわけで、これは潔くかつこだわった、センスのいい切り方だったと思います。

空中からのシーンもふんだんに撮られていた、なかなか見られない角度からのライブエイドの大規模なステージでは、一人一人の観客と一体になるってこんなにすごいのっていうことを見せつけられました。当時の出来事を、よりドラマチックに感動的に作り上げていたと思います。

あとで実際のライブエイドの映像を見たけど、再現度の高さがすごいわかった。ギター役者さんほんとに弾いてるの? すごい技術。歌も、ウインクやペプシコーラまで! 制作スタッフもさることながら、役者陣も徹底した再現度で、思い出は美しいものだけど、思い出以上に当時のクイーンの姿が美しく動く夢のような映画になってます。

奇しくもこの見に行った日はフレディマーキュリーの命日でした。

18.11.30