『さよならの朝に約束の花をかざろう』を観て来ました。
長い旅を終えたような充足感と、涙が……。ひざまくらキービジュアルを見ただけでは想像つかない、テンプレに沿ってない壮大な物語でした。じっくりと人生の選択に向き合える、厳しくも優しいお話でした。
川井憲次さんの音楽がまたピッタリ。冒頭のインパクトすごかった。ハープのはじく音が糸の一本一本を表現してるようでした。糸を織り合わせてこれからの人生を紡いで行くような、そんな始まりを彷彿とさせる音楽と映像美。ビジュアルに合った表現と、絶望と救いが混在する世界に、どこか幸せになりきれないメロディに胸が詰まります。
それと杉田くんと平田さんキャラがかっこよかったです!
監督の岡田麿里さんの脚本は前から好きなお話が多くて、この度のさよ朝は初監督にして、今までの中で一番好きなお話になりました。見ている方も、長い月日を経て、優しい気持ちにたどり着けるのがとてもいいのです。
18.03.14