『ブレードランナー』(1982年)の35年ぶりの続編『ブレードランナー2049』字幕版を観てきました。ネタバレあるかもしれず未見の方はご注意です。
前日にファイナルカット版を見て、記憶も新しく挑んだけど、やっぱり複雑でした! いくつか確認したいことが残ったけど、雰囲気はもう最高!
『ブレードランナー』は色々なバージョンがあって、昔見たのは恐らくオリジナル公開版。エンディングであのカッコイイテーマ曲が流れて、緑の森の風景で、ちょっと合わないなーと思ってた記憶が残っています。ファイナルカット版では黒バックのエンドロールでした。
前日の記憶も新しかったのでわかりましたが、かなり前作からの登場人物や世界の時間の流れが細かく作り込まれていました。あの雰囲気そのままに、丁寧に時間を積み重ねた続きが作られていると言っていい、ブレードランナーでした。なのでこれは前作を見てこそ価値が上がる映画ということになります。
そしてやはりレプリカントの切ない話ですが……。見てる方が、二重三重にだまされてしまう切ない真実。それを知ったあとの、降り注ぐ雪の冷たくて温かい描写のところに感動しました。この、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の解釈と創造力の威力にしびれます。今年見た映画マイベストワンの『メッセージ』の監督でしたが、ブレードランナーも大成功(自分比)です。
観終わった後もしばらく余韻が残ってて、世界観の作り込みに感動するばかり。
完全に前作からの続きなので、何バージョンでもいいから見ていた方が絶対にい楽しめます。知らないで見るのかなりもったいない。あと、今回の2049の前日譚シリーズで3作の短編もYouTube公開されています。私は第三弾の渡辺信一郎監督のアニメ版見て行ったのですが、見ていて良かったです!
今回、11月4日グランドオープンした、TOHOシネマズ上野で観てきました。松坂屋とパルコの複合ビルでパルコヤだそう。オープン日だったので、入口、各回エレベータがすごい混みあってました!上野TOHOの劇場は、渋谷と新宿の中間ぐらいの規模でした。