カエルニッキ

ド・ザイナー。

『DUNE/デューン 砂の惑星』字幕版


フランク・ハーバートの伝説のSF超大作を、新たに映画化した(通算2.5回目!? 2回目?)『DUNE/デューン 砂の惑星』字幕版を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

意味不明すぎ、だけどなぜかずっと記憶に残ってしまう、デヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』(1984)に比べると、格段にわかりやすいです。わかりやすくて毒気が抜けたら普通になってしまうのでは!? と思われる方もいらっしゃるでしょうが、そこは大丈夫です! やっぱり難解ですw

ポールがこの世のものとは思えない美形すぎなのもあるのですが、最先端技術が存分に発揮され、これ以上ないぐらいスタイリッシュSFに仕上がっていると思います。あとびっくりしたことが何度もあった音響効果が良すぎて感動。

監督はドゥニ・ビルヌーブ監督。「メッセージ」「ブレードランナー2049」と2作観てましたが、この監督の作り出す世界観がとても好き。とくに「ブレードランナー2049」は、前作(もういくつバージョンがあるのかわからない)に寄り添いつつも新しい世界を広げてて、古来のファンも納得させる、すごく器用な監督だなと感動したものでした。

もしかしてそれで今回もお声がかかったのかしら。

DUNEは超大作ゆえ、初めての映画化の企画は予算がかかりすぎて頓挫してしまい、それを2時間ちょいにまとめたのが1984年のリンチ版と聞いています。今回は2部作で構想されているようです。そうなんです。砂漠に出て、さてこれからってところで終わってしまいました。続きはいつ!? 予告で一瞬見えた、砂虫ハイヤー見たい!

21.12.04