カエルニッキ

ド・ザイナー。

『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』第3章「やくそく」


8日は『結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-』第3章「やくそく」公開記念舞台挨拶に行ってきました。鷲尾須美役・三森すずこさん、乃木園子役・花澤香菜さん、結城友奈役・照井春佳さんと、木下プロデューサーがサンチョを持って登壇。

ちょい風邪気味でのどの調子がお悪いけれど、しっかりした受け答えで、時にボケてた三森さん、この中では明るく引っ張るムードメーカー的な花澤さん、そして誰よりも人の気持を大事にしているけれど、リアクションがおもしろくなってしまう照井さん。にゃす、ほんといい子だなって思う場面があの短い舞台挨拶の中で何度もありました。

ゆゆゆのキャストさんたちは結構仲良しときいてて、途中参入だけどあの輪の中に入れるかなと思っていたけど温かく迎えられて嬉しかったです。という花澤さん。サンチョをムギュッとするとこかわいかったです。

ゆゆゆの声優さんの雰囲気ほんといいなあって、観音寺のイベント行ったときのこと思い出しながら見てました。出演陣も良かったし、観音寺の街全体がすごくゆゆゆに好意的だったのが今思い出しても心がほっこりするのです。

これから上映される内容はちょっと辛さを覚悟をしなければならない結末なのは、だいたいわかってはいると思いますが、その先にある未来への希望も携えて自分たちもがんばって表現したので、どうか最後まで見届けてください(意訳)というメッセージをもらい、舞台挨拶は終わりました。



そして本編。ネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

まずはいつもの短編映画「結城友奈は勇者部所属」でほんわかする勇者部の皆さんを堪能。と、思いきや、今回はきゃぴきゃぴだけの話ではなく、月夜の下で話す、東郷さんと友奈の会話がじんわりときました。もうここで半泣きですよ。この後本編なのに!

銀が3体倒し、立ったまま最後を迎えてからのその後。最終章は銀の告別式から始まりました。学校内の生徒も参列していて、あちこちからすすり泣く声が、まるで映画館の劇場内客席から聞こえて来ているようでした。

この告別式の様子が、あまりにもリアルで、ちょっと精神的にくるものがありました。体験したことがある方なら分かるかと思いますが、じわじわと湧き上がる故人への思いと、今それと向き合わなければならない瞬間の視点が、えげつないくらいリアルで、やられた。。。

銀を失ってから、システムが改変されます。恐らくここで絶対死なないシステムが導入されました。本人たちのいない場所で家族に告げられるむごい真実。

それを戦いの最中で悟ったそのっち。その後、わっしーの記憶から自分が消えていることも知り、最後に満開して戦いを終わらせたそのっち。その時の魂の絶叫はいままでにない花澤さんの一面を見た気がします。身体以外は、記憶も全て背負うそのっちを正視できない。

3人の中でリーダーを決めるときに、誰もがしっかり者のわっしーと思われていたのが、ほわわんとしているそのっちに決まったときの事を思い出しました。指名してた先生は内面の柔軟さと強さを見ていたんだなあと。

映画が終わったあと、悲しい気持ちと希望に向かう気持ちを抱える複雑な中、どこからともなく拍手があり、会場に溢れ出しました。いい映画でした。


帰宅後、ゆゆゆBlurayを見なおしたのですが、8話の大橋の下で会う、そのっちのシーン、初めてテレビで見たときは衝撃的だったのですが、映画の最終章を見た後だといろんなことが巡り、かなりズシンと来ました……。ベッドの上に横たわる薄っぺらい病院服姿が、そのっちの一言一言で重くのしかかってくるのです。

今後秋に放映されるTVシリーズは、これに新エピソードが追加されて放映予定だそうです。しっかりと見ていきたいと思います。


入場特典は3種類あるそうです。そのっちをもらいましたよ。かわゆい。


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17.07.16