カエルニッキ

ド・ザイナー。

弥生美術館 オサムグッズの原田治展 Osamu Goods® The 40th Anniversary


弥生美術館で開催中の、「オサムグッズ原田治展 Osamu Goods® The 40th Anniversary」に行ってきました。オサムグッズ誕生40周年。かつての乙女たちがこぞって集めようとしていたちょっと高価なオサムグッズたちが、勢揃い。かなり懐かしさでいっぱいで、「かわいい」を何度言ったかわかりません。

中には全く知らない種類のグッズもあり、商品展開が幅広く行われていたのをいまさらながら知りました。

驚いたのは、カルビーポテトチップスのじゃがいも君、東急車両のドアに貼られていたクマの『あぶないよ』シール、崎陽軒の醤油入れのあのかわいい顔も治さんイラストだったとは! 東急車輌に関しては、似てる人が描いたと思ってたぐらい身近に馴染み過ぎててすごい治ワールド。あと、崎陽軒の醤油さしは80種類あるとか。そういう小物を集めた展示会があった写真をみせてもらったのですが、世の中の収集家の貢献度はすばらしいですね。

展示場には、グッズのあらゆることに関して、ところどころコメントの書かれたパネルが展示してあったのですが(引用元は「オサムグッズスタイル」)、これが個人的に良い内容でした。

長時間使用するものに描かれるものはできるだけシンプルに飽きの来ない線や形を工夫した、見る人に鮮やかな色彩と、目にはみずみずしさを多用した色をつかい、ビビットな色はなるべく色数を減らし単純な配置にしたなど。読めば作品を見れば、なるほどと思えることばかり、基本理念がしっかりしたグッズ展開だったのだと思います。

あと、キャラ作りで、「かわいい」と「かわいそう」は紙一重の関係としめられており、見る人に客観的視点を与えることがコツなんだそう。

版下時代の生原稿も展示されていたんですが、大学時代から好きだったらしいタイポグラフィの切り貼りが、細かく処理されてて、とっても目の肥やしになりました。気づくとただのかわいいだけじゃなく、治さんの生き様を見てるような気分になりました。


撮影スポットありました。


おなじ建物にある港やカフェにて、コラボドリンクを注文。カフェアートは何が来るかお楽しみで、


ジャックとキャットがやって来ました。

9年前に弥生美術館に来たとき、突然のゲリラ豪雨にあい、美術館入口でボーゼンとしていたら、カフェの方が、雨宿りしていってくださいって声をかけてくれたのが、未だに好印象です。顔忘れたけどたぶんおなじ方がいらっしゃったのではないかなと、思います。


美術館の塀のところにあったパネルで、初めて弥生式土器命名の逸話を知りました。根津は未知の発見の連続です。


ポストカード復刻版です。


まーさんと行ったよ。

オサムグッズ原田治展 Osamu Goods® The 40th Anniversary」
期間:2016年7月1日 〜 9月25日
休館:月曜休館(祝日開館、翌日休館)
時間:10:00から17:00まで(祝日の場合は翌火曜日)
料金:一般 900円/大高生 800円/中小生 400円
場所:東京都文京区弥生2−4−2


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