渋谷区立松濤美術館で開催中の『エドワード・ゴーリーを巡る旅』を観てきました。
精密な原画が大量展示されていて、まさに長い旅をしているような気分になりました。
アルファベット順に理不尽な死を遂げていく子供たちや、裕福な家庭で育った少女が不幸に陥っていく救いのない話など、絵はどこか滑稽でかわいいものもあるのですが、お話は不条理で残酷なものが多く、大人の童話と言われています。
不条理な展開に、なんで〜!って思いながらでも、見入ってしまう引力があるため、そういった話も全て受け入れられる、メンタルが大丈夫なこの日に観に行きました。
『うろんな客』はその中でも楽しい方のお話なので、キャラクターグッズが充実してました。
着色したという珍しい青い絵草稿も見られました。もしかして展示会のキービジュアルの青はここから着想を得たのかもしれません。
平日だったにもかかわらず、多くの人々が来場していました。本を買おうと思っていましたが、見本しかありませんでした。もしかしたら、全て売れてしまったのかもしれません。
松濤美術館初めて行きましたが、カーブが美しい建築物でした。館内建築ツアーといふのもあるそうです。すごく良さそうです。
エドワード・ゴーリーを巡る旅
期間:2023年4月8日(土)~2023年6月11日(日)
休館:月曜日
時間:10:00から18:00まで
料金:一般1,000円(800円)、大学生800円(640円)、
高校生・60歳以上500円(400円)、小中学生100円(80円)
場所:東京都渋谷区松濤2-14-14
【関連ニッキ】
濱中利信コレクション「エドワード・ゴーリーの世界」 - 2013-12-10
近くの、神泉駅前のトンネル。異界への入り口のよう。
23.06.19