カエルニッキ

ド・ザイナー。

『岳』6巻


長野から帰りの新幹線の中で、北アルプスを舞台に描いた、山岳コミック岳 6 (ビッグコミックス)を読んできました。今回は山小屋のおばちゃんが大活躍。ご主人を亡くしたシトと一緒に富士山に登ったり、少年院から出てきた少年を真の強い愛情で育てたり、毎回そうだけど岳は信念に熱い漫画。

富士山9合目まで登ってきた未亡人が、そろそろ限界だと弱音を吐いた時に言った、三歩の言葉に納得。

「私、富士山に登る資格ないわ。正直言って登ってる富士山はゴツゴツで…… キレイな富士山を遠くで見てる方が私は好きだわ。」
「だーったら頂上まで登った方がいいよ。遠くで見た時ずっとキレイになるんだよ!! 頂上まで登った山は!!」とにんまり。

そう! そうなのです。どこの山でも登ったあとの山は見る目が変わってしまいます。自分の場合は富士山、北岳金峰山は、山頂付近がわかりやすい分、そんな存在の山です。北岳は山頂付近の山小屋で一泊したあと頂上アタックした稜線がみえるし、金峰山頂には宇宙人が置いたかもしれないという大きな石があるので分かりやすいです。平地にいてそんな山を見かけた時、あそこに登ったんだなあと、よく登れたよなあとしみじみ。

あと、ヘリ操縦士の牧さんの行く末が気になる部分がありました。なんとか続いて欲しいです。

岳 6 (ビッグコミックス)

岳 6 (ビッグコミックス)