3巻目にあたる『マリア様がみてる―いばらの森』を読み終えました。白薔薇さま(ロサ・ギガンティア)こと、佐藤聖(さとう せい)の過去が浮き上がるお話です。ロサ・ギガンティアの過去のことになると、なぜかみんながいたわり合っていて、結末はなんとも時空を超えたすてきなお話でした。自分もすてきなおばあちゃんになりたいなーと思いました。
二本目の「白き花びら」は祐巳のまだ知らないかこの話であり、なぜみんながロサ・ギガンティアを気遣うのか、それが痛いほどわかりました。それはそれはとても辛いお話でした。それを克服していまのロサ・ギガンティアがいるのだなあと、改めてその強さを思いました。
カエルは思うのです。人当たりがさっぱりしていたり、明るいシトはなにかと闇を背負っているなと。あと、親が思春期の頃に亡くなっていたり、頼るシトがいなかったりすると、その辺の精神的な部分が強くなるみたいです。人前で涙を見せなかったり、なかなか弱音を吐かなかったり。
薔薇様の中でいっとうぶっちゃけてるロサ・ギガンティアには、一番親近感があります。