カエルニッキ

ド・ザイナー。

『シン・仮面ライダー』

庵野秀明監督最新作『シン・仮面ライダー』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。


ストーリーはシンプルでしたが、密度が重厚でした。監督の愛ゆえなのかポーズとか構図とか変身とか加速とか変形とか力とか感情とか、マンガみたいなところもあって気持ちがジェットコースターのように揺さぶられた末……良かったです! サソリオーグのあの、なんだったのか感が好き! ありがとう!

加速する変形がとにかくかっこいいし、必殺技は漫画みたいだけどオリジナルオマージュだってわかるし、ほんの一部しか分からなかったけれど、仮面ライダーを大事にしている要素が詰まっていることはすごく感じられました。

後からすごいヲタの人たちが解明していく元ネタや、小ネタをネットで見るたびにすごい! となって、庵野展で見たあの好きなものコーナーを、盛り込めるだけ盛り込んだという感じでした。前作『シン・ウルトラマン』が軽く見えるほどに、密度が高かったです。

いままでの「シン」シリーズに登場していた役者さんが出ていましたが、大人の事情で叶わなかったけれど、庵野監督の中では世界は繋がっているらしい。そう思いながら見ると、丸ごと庵野博物館のような作品だったと思います。


劇場特典のカード2人分、1ペア揃いました。

23.03.25