カエルニッキ

ド・ザイナー。

『僕だけがいない街』


(C) 2016 映画「僕だけがいない街」製作委員会
実写映画『僕だけがいない街』を観てきました。原作とアニメを見ていたのですが、実写映画は前半忠実にとても丁寧に作りこまれていました。

最後はアニメでもあったのですが、オリジナル展開になっていて、これまたアニメよりも超展開でした。以下、感想の中にネタバレがあるかも知れないので、ご承知おきくださいませ。

実写映画のオリジナル展開ですが、あれではただの普通の時間跳躍の物語になってしまったのではないかと思います。眠り続けていた15年があったからこその『僕だけがいない街』だと思っていたので、ちょっと違う物語になった気分です。アニメではそこを原作改変しつつも主題に忠実に展開してて感動的でした。

もしかして2部構成にしたら、後半もうすこし踏み込んだ展開になったでしょうか。2部はなかったけれど。

原作読んじゃったせいで(これは読まなかったら楽しめたかも)ストーリーにはちょっと不満が残りましたが、役者さんたち、学校や団地の部屋の雰囲気など、演出はとても趣があっていいです。雛月の子役さんめちゃ貫禄ありました。愛梨もすごくかわいかったです。愛梨の笑顔のためにがんばれそうな気がします。