実写映画『3月のライオン』前編を観てきました。コミック読んでて、アニメ見てて、いよいよ実写の映画を観たのですが、役者さんやロケーションと、かなり世界観がしっかり作られててよかったです! 多少「3月のライオン」好きフィルターがかかっているかもしれませんが、全ての登場人物がいとおしくなる部分がありました。変な実写版じゃなくてよかったー!
実際の将棋会館や、対局中の場面がいままで見てた、コミックとアニメになかった、リアルの部分を補完してくれてとても良かったです。
零くん役の神木隆之介くんはほぼ完璧に零くんでした。ちなみに幼少期も出るのですが、乙一映画『ZOO』の中の「SO-far そ・ふぁー」に子役で出ていた、神木くんの子役時代を思い出してしまった。あれで神木くん好きになったんだあ。
それから島田8段との場面、この役者さん好きかも! 佐々木蔵之介さん。島田さんの大きさとあたたかさがすごくハマってました! 作者の羽海野てんていが蔵之介さんをモデルにしたとかしないとか言うコメントをどこかで見ました。
意外と印象づよく残ったのが林田先生。『シン・ゴジラ』で知った高橋一生さんですが、この方の良いキャラクター性と林田先生の性格がベストマッチ! 零くんが落ち込んでいるときに必要な大事な人に、ナイスなキャスティングだと思いました。
川本家はもうホンワカでありがとう。あかりお姉ちゃん良かった。ひなちゃんは今後に期待。それと香子のおっぱい。
そして気になる宗谷名人は、私の中では神の存在だったせいか、神妙な印象がたりなかったなあと、ちょっと物足りなさを感じつつも、将棋シーンの緊迫感たるや、あんな地味な絵をうまく作ったなあと思います。
ちょっと思ったことは、最初モノローグも少し多くてもよかったのではないかなと思いました。短時間に詰め込むには心理描写が一瞬ですぎてしまって、若干わかりにくいのではと心配になってしまったのです。トータルでは全然いい映画でした!
この日は土曜日で、夜にはアニメ『3月のライオン』一期が最終回で、昼間見てきたリアルな世界とかさなって、一層物語に入り込めた気がします。アニメの二期は2017年10月開始予定だそう。映画の後半は4月22日でどのように展開するのか、こちらも楽しみです。
17.03.20