(C) 2011「岳 -ガク-」製作委員会 (C) 2005 石塚真一 / 小学館
大大大好きな山岳レスキューコミック『岳』が実写映画化された、『岳-ガク-』を観て来ました。山の景色がキレイ!! すばらしい! 真っ白な雪景色の尾根づたいに駆け巡る三歩を、真っ青な上空からあおるシーンや、クレバスの鋭くそそり立つ蒼く暗い冷たさ感、良くも悪くも自然のあるがままを引き立たたせ、人間味あふれる物語でした。
よく山登りする人が見たら、突っ込みそうなところもあるけどそこはご愛嬌で。
三歩が出来すぎる人間なので、新人救助隊員の久美ちゃんの成長物語的な方向になっていますが、この久美ちゃんがまたイイ! 演技なのかわかりませんが、全身でぶつかっていく感じがとても良く出ていて、観客は久美ちゃん目線でがんばれって拳に力がはいります。最後のクレバスのシーンはまさに久美ちゃんと演出の勝利! ギリギリまでがんばった久美ちゃんのその姿は、この映画の中でも1番の見せ場になったと思います。
見終わったあとの高揚感が長いです。山が好きな人なら自分の想像力でさらに美しさアップ! 2時間ぐらいあっというま。延々と見ていたい映像でした。
そして先日発行されたばかりのコミック『岳』14巻を読みました。映画の後だと、なるほど!と思うリンクしてるエピソードが盛り込まれていて、これはいっしょに見ることをオススメしちゃいます。まあ、タイミングを合わせたのだろうけれど、コミック読むのは映画のあとの方が良いかなと思いました。
- 作者: 石塚真一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/04/28
- メディア: コミック
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