カエルニッキ

ド・ザイナー。

『イキガミ』


『イキガミ』を観てきました。もし自分が24時間後に死ぬことになったら、どのようにしてすごすだろう。思い浮かべると、ガンの宣告を受けたときに似ている。まず思う「なぜ自分が」。そのつぎは「よりに寄って自分が」。

死を間近で考えることでわき上がる生命力。この映画の世界では「国家繁栄維持法」という法律で、18歳〜24歳までの間、若者の1000人に1人が死の宣告をされます。そのルーレットのような理不尽な死に向き合う人たちのドラマが凄まじく、イキガミを渡した公務員の心の変化もおもしろいです。

公務員の勤める建物の雰囲気がちょっとした『未来世紀ブラジル』ぽくて良かった。

もし自分が24時間後に死ぬことになったら、自分が大好きな人たちと一緒に居られる空間で、楽しい気分に浸っていたいと思う。