カエルニッキ

ド・ザイナー。

『マリと子犬の物語』


新潟県中越地震”の実話を基に描かれベストセラーとなった絵本、「山古志村のマリと三匹の子犬」を映画化した『マリと子犬の物語』を観てきました。

絵本は見た事なかったのですが、飼い主の少女、彩とマリとの絆が深く、とても切なく、まわりの人間の愛情に泣けたイイ話でした。てゆか、動物と子どもが出てる時点で泣ける。ハンカチ必須。

ただ映画だったら、もうすこし地震で起こった副作用的な出来事があれば、心を撃つことも多かったかなと思ったのですが、なにぶん絵本という題材があってのものなのだろうし、災害の恐ろしさや、避難所での現実に起こりうる事故など、そうゆう事をこの映画に求めるのは野暮というものかもしれません。

そうゆう意味では、グロテスクなシーンはなく、子どもと一緒に、人を思いやる心に触れられるいい映画だと思います。親子にオススメ。

ところで、彩役をこなしていた佐々木麻緒ですが、恐ろしい女優オーラを感じました。麻緒、恐ろしい子。将来が楽しみです。