カエルニッキ

ド・ザイナー。

『バトルシップ』


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『バトルシップ』を観てきました。この手ので3Dじゃない映画は最近珍しいですが、映像は大迫力で、動く爆弾の無敵っぷりはそれは恐ろしいものでしたが、途中で完全におバカ映画認定。

すごいおもしろかった。この先ネタバレあります。あらかじめご報告。


浅野忠信がずいぶんと活躍していました。レーダーが使えない敵に対して、地震大国日本のツナミブイのアイデアが大活躍。聞けばこれは、製作会社ハズブロ社のボードゲームにあるのだとか。

一番盛り上がったのは、エイリアンと戦える3隻のイージス艦が大破しもうだめか、というとき。「いや、まだ戦える船が残っている」というところ。パールハーバーの記念艦として停泊しているアメリカ海軍の誇り、ミズーリ艦が抜擢されるのですが、御一行が船に到着し、正面から仰ぎみれば、二階に、マストに、あらゆる場所から、ミズーリ艦とともに戦ってきたであろう退役軍人のご老人たちが、なぜか立っているのでした。わー! ここ最高に盛り上がったところ!

20年前に引退した戦艦が、みるみる現役に息を吹き返す様は魔法のようで気持ちがいいです。羅針盤のような方角を割り出すダイアルとか、レトロな銃弾とか、レバーとかネジとかボルトとかとにかく好きな人が見たら喜びそう。

しかしミズーリ艦、日本人にとっては降服した船でもあるのだよなあ。そんな船で日米海軍の艦長が協力してエイリアンと戦うというのは、皮肉というか、そんなこまけーことは気にせずに愉しめばいいんでしょうけどね。痛快で爽快な映画でした。