ゴジラ誕生日のこの日、山崎貴監督によるゴジラ最新作『ゴジラ-1.0』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。
『ゴジラ-1.0』。ゴジラと戦争と人情物語が見事に融合してました。特撮モノはヒューマンドラマは二の次みたいなところがありますが、-1.0は初代ゴジラに敬意を払いながらも、人間ドラマにだいぶ重点が置かれてあり、こういうゴジラの表現もありなのかと逆に新鮮でした。
敗戦後に生き残り、さらにいま脅威を前に、生き残る手段を模索していく人たちの、役割を担おうとする心の葛藤を思うと、何度も泣かされてしまいます。
それとCG。ゴジラが放射熱線を充填する描写で、背びれが段階的に盛り上がっていくところすごくかっこいいです。監督は人情とCGがすごい!
とくに初代『ゴジラ』を大リスペクトしているけれど、『シン・ゴジラ』の後に誰もやりたくなさそうなゴジラ映画を、見事にわかりやすく感動しやすい、何にも似てないゴジラ作品に作り上げた監督の手腕は素晴らしいと思います。こういうゴジラもあっていい、こういうのでいいんだよ、と思うものです。
ところで監督は戦闘機マニアなのかな。
ゴジラ特撮よくわからない人にも、おすすめできる映画です。戦争描写はあるのでご注意を。
日比谷TOHOの壁一面が、ゴジラ-1.0。これ、ちょっと紙が盛り上がってて立体になっています。
この日の日比谷は、ゴジラ祭りでした。
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23.12.19