カエルニッキ

ド・ザイナー。

『フェイブルマンズ』字幕版


スティーブン・スピルバーグ監督最新作『フェイブルマンズ』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

巨匠スピルバーグ自伝的映画ということで見てきましたが、とてもデリケートな内容で、作るのに勇気がいったのではないかと思いました。そこにはいつもの派手な出来事はなく、自分や周りの人達と、フィルムを通して起きてしまった出来事を受け止め、覚悟を決めていく青年の姿が。

この青年期の経験が、私たちが知っているスピルバーグ作品の痛快な展開の影で、ほろ苦成分で垣間見られていたのがわかります。

最後の水平線の場面がとてもよかったです。映画としても大変締まったのではないかと思います。

その重要人物(サプライズなキャスティングでした)が、2枚の絵を指して「1枚目は水平線が上にある、もう一枚は水平線が下にある。この水平線の位置が最も魅力的な位置。真ん中に水平線がある絵はつまらない」というシーンの後、その場を去っていくサムの後ろ姿を捉えた画面が、中央から下にガクッと水平線が移ったところが、そこへ向かって歩いていくメッセージのようにも思えて、胸熱でした。


映画のあとは、久しぶり大都会日比谷で外食。


上海小籠包厨房阿杏 日比谷店で飲茶づくし。街に人はたくさんいたけれど日比谷OKUROJIはまだ穴場感あるますね。


日比谷OKUROJI、いまこの界隈はアート祭りでいろいろ展示してて楽しかったです。


鹿児島のお土産いただきました。芋けんぴ仁田尾の知覧茶園の深むし茶、伊佐農林高校産の更生之素(豚味噌)。鹿児島では芋けんぴのことを芋かりんとうというのですね。


国際フォーラムのアート祭りもチラリと見てきました。

23.03.25