カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ショーシャンクの空に』(1995年公開)


見てなかった名作をいま見る「いまさら映画クラブ」という会をサランちゃんがやってて、ゆるっと参加。こちらの会は個々で観賞し、感想を言い合うものです。今回第2回目のお題は『ショーシャンクの空に』(1995年公開)。これ見てなかった、超有名作品。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。

ちなみに1回目は『『マトリックス』』(1999年)。こっちは見てた。やっぱり1はおもしろいな〜。12月公開のレザクションは1に近い雰囲気を感じててちょっと期待です。


さて、『ショーシャンクの空に』ですが、1947年〜1965年の18年間のショーシャンク刑務所の話。見るまでは脱獄ものとは知らず、みるみる展開に飲み込まれていきました。じわじわと根気強い積み重ねが、ラスト30分で弾ける瞬間の、なんと爽快なことか。そのあと振り返る、希望と絶望が混在する登場人物の生き様を改めて思うもの。これは不動の名作ですね。

果たしてアンディの「妻と不倫相手の男殺人」は本当に無罪だったのか、という点については、引っかかる点がありました。若者トミーから聞いた真犯人らしき人物の話の中では、後から男が来たので「一人ずつ殺った」ようですが、公判では「発見時の遺体は二人は抱き合っていた」というのですよね。

このことは劇中では最後まで解明されませんでしたが、もしかしてアンディは殺ってるかもしれないと思うと、サイコっぷりにゾゾっとします! 個人的には殺ってて欲しい。(希望を持ち続けた男のいい話だけど)罪は十分に償ったと思うし、いいんだ! ジワタネホ!

さて、会のみなさまの感想で興味深かったのがいくつか。

アンディからレッドに届いたウサギにまたがったカウボーイの絵葉書の、印刷された年代が1962年で、小道具も時代考証がしっかりしていたというもの。すごい観点! 思えばアンディの部屋にはその年代ごとのアイドルポスターが飾ってありました。きっとあれも合っているのでしょう。

あと脱獄モノとして上がってきたオススメ作品。

  • パピヨン』(1973年)…音楽がジェリーゴールドスミスなので見てた。これも最後は見た人に委ねる感じで良い。
  • 『破獄』(ドラマ1985年版、2017年版)…昭和の脱獄王・白鳥由栄(しらとり よしえ)モデル。『ゴールデンカムイ』の白石がこのモデルと聞いて俄然興味が湧きました。
  • 大脱走』(1963年)
  • 『オーブラザー』(1937年)
  • 『ミッドナイトエクスプレス』(1978年)
  • アルカトラズからの脱出』(1979年)
  • コンエアー』(1997年)…見てた。
  • プリズンブレイク』(ドラマ2005年〜)…1シーズン途中まで見てた。

などなど。

一緒に映画を観に行った後の感想を言い合うのとまたちょっと違った、チャットとか通話で話す感想会もたのしい。そして今まで見てなかった映画を知る、いい機会にもなりました。また参加する!

21.12.09