カエルニッキ

ド・ザイナー。

『騙し絵の牙』


大泉洋さんを主人公にあてがきしたという塩田武士先生小説の映画『騙し絵の牙』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。


映画の主演はやはり大泉洋さん。本当に自分になるのか、決まるまでちょっと不安だったとも言っていたのを、ちらりと耳にしたのですが、実際の撮影では、自分らしさを出すとNGになっていたという話が、なんだかおもしろいです。

予告では、強烈なクセモノキャスト陣が、騙し合いバトル、誰が最後に笑うかみたいな感じで煽ってましたが、確かにとどこおりなく全員逆転連発エンターテインメントでしたが、見ていくうちに、登場人物の個々の文学や出版に対する、アツイ語り口の方に心が動きました。

通常のこなしてきた仕事の、さらにその先へ仕掛ける踏み込んだやり方、考え方は、先日見たエヴァの制作現場(プロフェッショナル 仕事の流儀 「庵野秀明スペシャル」)でも見た心意気で、そこがすごくワクワクして見ました。そして正義は勝つ!みたいな熱量の差があったこその、結果を出す流れは、とても気持ちが良かった! 出版業界のお話って好きだなあ。

劇中、高野恵(松岡茉優)の一言で、笑いのツボを抑えられ、しばらく笑いが止まらなくて困ってしまった箇所があります。隣に座っていた知らない人もすごい笑ってました。同じツボの人、気をつけてくださいw

著名人コメントに、どうでしょう幹部の3人がコメントしてましたね。


お久しぶりの外食。おうちで普段食べられないものを!と思って銀座さかなさまのランチで海鮮ちらし定食。ブリおいしかった〜。店内はテーブル間隔広く取ってあってゆとり空間でした。壁に布地が飾られていてステキでした。

21.04.02