カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ターミネーター:ニュー・フェイト』IMAX 字幕版


ジェームズ・キャメロン製作総指揮、『デッドプール』のティム・ミラー監督最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』IMAX 字幕版を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。


日本のキャッチコピーで「正当な続編」と打っていたのはあまり好きではないのですが、確かに正当な続編でした。それもジョン・コナーが出てくる冒頭から! あの日から時はつながっているんだ!と確信させられ、これから始まる物語に謎の覚悟を決めるのでした。

ターミネーター』(1984年)、『ターミネーター2』(1991年)から28年ぶりの続編ということで、だいたい感動するところが、T2を引き継いだ部分だったので、おそらく年代的には当時見ていた40代以上の人に刺さるかなあと。サラ・コナーの変貌ぶりには毎回驚かされます。

任務を果たし終えた殺人鬼ターミネーターがその後どうなるのか、誰が想像できたでしょうか。私は、溶鉱炉の中に沈んでいったその顔と同じ風体のT-800に、面影を重ねてしまうのでした。

工場で働く家族思いの良いお姉さんダニーが、かつてのサラ・コナーのような状況だとすぐ分かりますが、スカイネットはなくなったけれど、代わりにリージョンAIが覚醒して、再び繰り返される歴史に、今度は!今回も! と見る方に緊張感が走ります。

そして最後のシーンは熱いものがこみ上げてくる感動のあとからの、これから起こるであろうリアルな未来を感じさせ……! いい続編でした。


ダニーを守るグレースは、強くてちょっとボケた役だけど、容姿端麗で美しく、終始見惚れてました。とてもステキな役者さんですね。

19.12.05