カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ドリーム』


『ドリーム』を観てきました。

時代は1960年初頭。アメリカとソビエト連邦の間で繰り広げられた宇宙開発競争の初期の頃、アポロ計画のちょっと前、NASAによる初の有人飛行計画であるマーキュリー計画に多大な貢献をなしとげた、3人の黒人女性の功績を描いた実話映画です。

この当時はまだあからさまな黒人への人種差別があって、職場のお手洗いの不自由さ、コーヒーポットの分けられ方、女性の職場進出など、根付いた差別意識ののこる中で、実力ではい上がっていくさまが、かっこいいです。そして、はじめは妨害していた職場の白人たちが最後認めてくれるのもハリウッド的な気持ちいい流れ。

当時は対ソビエトに先手を打たれていたせいもあって、NASAの中では人種差別などなりふりかまってられなかった、実力あるものが活かせられたタイミングだったらしく、3人が国家のために尽くし、努力し、そして賢く立ちまわるとても気持ちの良い話でした。

IBMのコンピュータが入ったときに、ドロシーが自分の部署の女性たちにあらかじめ勉強させていた先見の明があったのはかっこよかったなあ。生きるための力強さを見ました。

あまり関係ないですがキャサリンの女優さんの英語がとても聞きやすかったです。

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17.10.03