カエルニッキ

ド・ザイナー。

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』


アニメ化映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を見てきました。

あらゆる角度から見える花火とオープニングテロップが、抜群にセンス良く、これから始まる本編にわくわくするものです。しっとりとした水の質感や、劇的に見せる小さな心の動きのスローモーション、緩急ついた小さな心の動きが丁寧に描写されていて、淡い青春時代を思い出しました。

途中で歌いだすところも、抽象的なシーンも、ツッコミどころが幾つかあるタイムリープも、まあこんなモノだろうというところで、まったく素直に受け止めて楽しめていました。

ところが、最後のワンシーンで、!?!?!?!?!?!?

あまりにも謎が残ったので、ネットの感想をあさってみたのですが、それは私の想像した答えとはまったく別次元での酷評があり、これはまた驚いた。

いつもよくあるコミック、アニメ作品を実写化したらクソ映画、みたいな批評が、まんま逆の流れで、打ち上げ花火鑑賞した原作映画ファンからは、アニメ化失敗、アニメ化するなよ的なコメントが寄せられてて、笑ってしまいました。

実写ファンからの目線だと、ムダに顔がアップになる、ムダに胸が揺れる、ムダにエロい、など、昨今の萌えアニメにはあって当たり前の表現がまったく通じてない世界w でもそう言われればそうなんです。ちょっと、気づきがありましたw

打ち上げ花火のアニメ化は、主役の2人が実写の役者さんが声をあてていて、いつものネームバリューかなと思うけど、実写ファンにストーリーもさることながら、シャフトアニメが飛び過ぎて? 不評だったとすると、この映画どの辺りを対象に製作したのか気になります。

君の名は。』を見た層をターゲットにしたとすると、アニメ見慣れてない人たちが、戸惑ってしまっているという話も。

後日、原作ファンに最後のワンシーンのことを聞いたら、原作映画はそうではなかったということでした。アニメオリジナルなのでしょうか。これは見てみないとですね。


17.08.24