カエルニッキ

ド・ザイナー。

ムシを知ると未来が見える 大昆虫博 日本人と虫たちの深く長い歴史


江戸東京博物館で開催中の、「ムシを知ると未来が見える 大昆虫博 日本人と虫たちの深く長い歴史」に行ってきました。面白かったー!

日本や世界のいろいろな虫の展示(動きません)や、虫好きオヤジの学術的展示物や、戦乱の時代の兜にあしらわれた虫の数々。どれもみどころたっぷり! 写真も撮りホーダイ(一部歴史的展示物除く)で、楽しいところでした!

クロメンガタスズメの成虫
映画『羊たちの沈黙』で、初めてその存在を知ったドクロ蛾。そのインパクトのある模様は強烈で、幼虫もなかなか。


展示物の中にはなかったのですが、ウエブで見かけたタバコスズメガの幼虫はこれまた強烈で、きもかわいい。怖いような気持ち悪さの中に、どうにもこうにも術をかけられたように惹かれてしまうこの目の模様。うわわわーん。


▲それはさておき、世界のナナフシはぶっとくて力強いのばかりで、びっくりです。よれよれしながら歩くイメエジは日本のだけかなあ。

▲強そうなオブジェ。

▲武具にはカマキリや、トンボの装飾物がほどこされてあり、これがすごいカッコイイ!(撮影不可。写真は公式より)

あと、古来より日本は虫の音を風流にとらえているのに対し、海外では騒音のようにあつかわれているとかで、日本の美意識は誇らしいなと思った。

▲キラキラ蝶々は派手で目を引きます。

▲フランス国旗のような、シジミタテハの仲間。チョーキレイ。

▲コノハチョウの擬態振りが素晴らしい

▲コノハムシは完璧

▲どっちが頭か一瞬わからない、ユカタンビワハゴロモ

▲蚕の脳でロボットを動かしちゃったという実験。メスのフェロモンに向かうべく、オスの本能が右回りしか出来ないコンピュータの指令を改ざんして向かったというエライ話。

知れば知るほど昆虫は面白い。ひょっとして昆虫は広大な宇宙のどこかで地球を観察するために送り込まれたエージェントかも知れない。数や種類の変動で地球の様子を知ることが出来る宇宙人がどこかにいたりとか。(いねーか)

そしてファーブル語録に「生き物の中に人間だけが知りたいという欲求を持っている」とあって、やはりこれは使命だと思わずにはいられないのですね。

▲蟲クッキー。

開催期間:2010年6月22日(火)〜2010年9月5日(日)
開催場所:江戸東京博物館 1階 展示室
〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
JR総武線両国駅西口徒歩3分、都営大江戸線両国駅A4出口徒歩1分
都バス: 錦27・両28・門33・墨38系統、
夢の下町観光路線バス「都営両国駅前」下車徒歩3分
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎月曜日休館(但し 7/19 開館、 7/20 休館)