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まだまだ大きいスクリーンで放映中のTOHOシネマズ 六本木ヒルズスクリーン7で、『アバター』を観てきました。数えたら今回で5回目に観た『アバター』。
先週、前の三回とずいぶん間が開いてIMAX版を観て、わーきれいー。と思ったぐらいでしたが、果たして今日観た普通の3D版は、IMAXのそれに比べて暗くて荒かった! しかし、音がすごく良く聴こえた! 劇場の音響設備はいいらしく、さらに今回、サントラを聴きながら行ったせいもあったのかどうかわかりませんが、映像との調和が見事です。ホーナーすごい!
なんと5回目にしてやっと見えてきたところがあるとは。気付いたところ列挙します。楽器の知識は小学生レベルなので「ような」でにごしています。もしわかる方がいらっしゃったらぜひご指摘お願いします!
- パンドラで初めて出陣する時にかかる、ケーナのような野太い笛の音、トンガのような手で打つ太鼓の音は、ジャングルを連想させ、部族の絆やパンドラの星の生命の力強さを感じさせ、時折聴こえるコーラスは、部族の祈りの光を見せてくれるよう。
- ジェイクが初めて会話したナヴィのネイティリに「あなたはまだ赤ちゃん、心強い、でも愚か」と言われ、ジェイクが苦笑いをしながらも、ネイティリに着いて行くシーンに、子供を連想させるかわいい音の、こっけいなメロディがぴったり着いて行く。
- 壮大な景色が流れる中で、鳥たちが飛び立つ部分にも鳴き声に近い音が付けられててはっとする。そのタイミングが神がかり的。この星は生きているという実感。
- 訓練のところで、泳ぐシーンには水の流れが感じるようなハープのようなぽろぽろとした音、空を飛ぶ時は風を切っているようなスピーディーな伸びる音。
- 破壊のシーンや戦いのさなか、驚異、絶望感を感じるトランペットの音が強くて、胸に突き刺さる。あと戦争のシーンではボーカルが入るのだけれど、泣き叫ぶ声を想像させて、悲しい感情をゆさぶる。冒頭の火葬のシーンでもボーカルがあるのだけれど、人の心に感傷的に訴える時には、こうも効果的なのかと思う。
- ジェイクがツーテイに通訳を頼みつつ、部族みんなに話す時、だんだんと志気高まる感情にぴったりくっついてあおるメロディー。さらにその後のシーンでたたみかけるメロディーがすごい。(うまく説明できない!)
サントラに解説が載っているのですが、その他に「監督より『アバター』の音楽について」と監督キャメロンが音楽監督ホーナーに向けた称賛の文章が載ってますが、これがまた読んでて感激して涙が出ます。
映像はIMAX版が絶対いいのですが、音響はTOHOシネマズ 六本木ヒルズスクリーン7が良いと思います。2つが一緒になれば最強ですね。
- アーティスト: サントラ,ジェームズ・ホーナー,レオナ・ルイス
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2009/12/23
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