先日、一匹のメス猫が大往生を遂げました。
5年ぶりの再会 - 2007-10-03で書いていた、むかし飼っていて、今は別なところで違う名前で飼われていた猫。計算すると6年前までの9年間飼ってたことになるのかな。
飼い主のあきちゃんによると、死ぬ3日前から体調が悪くなり、病院で悪性の腫瘍が見つかったけど、大手術になるし、この年では持たないだろうということだったらしい。
6月29日(月)13:00
寝たきりになって失禁してしまったところ、焦ったあきちゃんから連絡を受けて午後に駆けつける。息が小刻みになっていて、舌が出た状態で口が渇きっぱなし。ガーゼに含ませても、もう水も飲めない状態。
何をするわけでもなく時々なでて、ただそばにいた。飼い主がちょっと席を外したとき、むかし飼ってた頃の名前で呼んだら、しっぽを振った。
よれよれでも動こうとするので、トイレに連れて行ったらトイレの箱に入る前にコテンと真っすぐ横たわり、けいれんしながら失禁。そんな状態でもトイレに行こうとする行動力はどうやって出てくるのか。
17:00
その場をおいとまする。
19:50
夜7時20頃に逝ったという連絡を受ける。「最後はスーッと息が止まって、その後何度かピクッと動いて、今は可愛い顔をして寝ています。」
最後のつらそうなあの姿を見られて良かったのか、悪かったのか。猫が15年生きたら大往生だし、とても大事にされていたのはみればわかるし、本当にありがたかった。
自分が飼ってた当時、ねこっかわいがりすぎて、家中、どこでもついてきちゃう犬みたいな猫に育っちゃってた。ばか猫と猫ばかと呼ばれてた。そんな事を思い出しながら描いてみた絵ニッキ。
お手洗いでがんばってる時、のこのこやってきて、Tシャツをハンモックにして毛繕いを始める。
風呂とかシャワーとか浴びてると、知らないうちに入ってきて洗面台の上に立っている。洗面所で顔を洗ってるときは背中に乗ってくるんだけど、肉球がいい感じにツボを押してくれてこれが気持ちいいのだ。
寝るとき腕枕で寝てるのが、朝になると股間に挟まってる。もしくは股のカーブに沿ってる。
「ミクちゃんちょおぉぉぉぉっっぷ」とか、奇声を発すると変なスイッチが入って、襲いかかってくる猫でした。
危篤の連絡を受ける前夜、たまたま昔撮ってた猫の写真を引っ張り出して、えぎょにいろいろ見せながらどんな猫だったか説明していたんだよに。これが虫の知らせというものか。
まだふいに思い出すと涙がでてしまうのですが、そんな時えぎょは黙ってそばにいたりします。猫みたいに。
追記:名前が変わったと思っていたら、実は変わってなくて、略称して呼んでいたことが後に判明。うはぁ! ハズカシ。そっかぁ変わってなかったんだ。