カエルニッキ

ド・ザイナー。

新居昭乃 LIVE 2008 Valentine's Day Special Live〜2月の庭〜


キリスト品川教会で行われた、新居昭乃 LIVE 2008 Valentine's Day Special Live〜2月の庭〜に行ってきました。

新居昭乃のライブは昨年に続き2度目なんですが、今回はアカペラ、ピアノ、ギター、ヴァイオリンと、少ない楽器編成で、電気ナシのアコースティックの良さが断然引き出されたステージでした。トイピアノも使われていて、その音がストレートに響いてくるのに驚きました。

▲写真は教会の公式サイトから
教会で行われるライブは始めて行ったのですが、正面には十字架、天井高くに照明、ステージの両脇にはでかいパイプが並んでいて、極めていつもの教会のようでした。

なんの飾りのないステージが、ひとたび曲が始まると、あの透き通った声で教会全体が満たされ、まるで神の光に包まれたかのよう。この神聖な雰囲気に溶け込める声質は、新居昭乃ならでは。内側からも出る崇高なオーラは本物の音楽の人と思わざるを得ないものでした。

でもしゃべる本人はいたって自然体で、進行の仕切りもわりとゆるやか。きっちり段取りが仕組まれたガチガチのライブとは正反対で、とても新鮮でした。

「Voices」は菅野よう子ちゃんに歌いたい歌いたいとせがんで歌わせてもらいました。

ライブの二三日前、天井からの雨漏りで、天井板が落ちてしまってへこみ、作家の友人が行ったパーティで、やなせたかし(90)が50歳から創作活動を始めたので、自分なんてまだまだと思い、それで浮上できました。

休憩時間もヴァイオリンをちょこちょこ弾いてるのが目を引いて、いつかこの人とやってみたいなあと思って声をかけました。

プライベートの話を聞いているうちに、音楽だけじゃなくて、この人間性も好きと、感じ始めていました。

ときおり本人の描いたと思われる、動くイラスト映像が、曲に合わせて正面十字架のバックに流れていましたが、アンコールで歌った「金の波 千の波」では、昭乃タッチのゴンドラが出てきて感動。

この曲、オリコンチャートでは初上位の26位に入ったとか。10年前に「叶えて」がオリコン100位だったそうですが、未だにその順位が下がらないただ独りのアーティストだそうです。長い年月が経っても、未だに買い求められてるとはすばらしい。

今回は歌声もさることながら、本人の人となりに少し触れられたような気がして、ちょっと恋煩いな気分。また3月にも追加コンサートが決定したみたいなので、当たればそれも行きたいです。写真は入場した時に配られたチョコマドレーヌ。教会内は飲食禁止なので、持ち帰ってたびました。チョコのかけらがちょこっと入ってておいちかったー。

【覚えてる範囲セットリスト】記憶違いがあるかもしれませんので、ご存知の方がいらっしゃったら教えてー!

  • 赤い砂 白い花
  • 花のかたち
  • きれいな感情
  • インフォレスト
  • 降るプラチナ
  • Voices
  • 鉱石ラジオ
  • アトムの光
  • 遥かなロンド
  • Melody
  • 金の波 千の波