前作、『ALWAYS 三丁目の夕日』から2年、満を持して続編公開となった『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を観てきました。
今回も文句なしの特撮映画でした! 特に遊び心満点のオープニングはかっこよすぎる!!!! もう一度言いましょう。かっこよすぎる!!!!
前作、作品の印象を強烈に焼き付けた建築中の東京タワーですが、今回はそれに変わるビジュアルが弱かった印象でした。でもその分物語が前作よりもとても分かりやすく流れて行ったように思えて、これは大成功だと思います。茶川の挑む理想の家族像に軸がおかれてあり、それに周りの人のさまざまなエピソードが絡んでいくというもの。
戦後であり、貧困であり、経済発展の著しい時期であり、昭和のこの時代の物語は、人情なしでは、ベタでなければ心に響かないと思います。わかってたはずなのに、いつの間にか忘れていたような、そんなものをこの映画は再び思い出させてくれます。
薬師丸ひろ子演じる、母の役は本当に映画館を出たあとでも、心をほんわかさせてくれる不思議な余韻が残りました。きっと見た人によって、心を打つ何かを残してくれる映画だと思います。人間だもの。
この映画を観たあと貸してもらった『三丁目の夕日 映画化特別編 続』というコミックを見ました。いろいろなエピソードを絡めて、巧妙に映画は作られているのがわかりました。そして、なぜ、東京には珍しい蛍が庭を飛んでいたのかがわかりました。とてもとても良い話でした。
三丁目の夕日 映画化特別編 続 (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 西岸良平
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/10
- メディア: コミック
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