カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ブリッジ』


飛び降り自殺の瞬間をとらえたという『ブリッジ』を観てきました。アメリカはサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジでは、1937年の建設以来、約1300人が自殺したといわれています。

この映画は、橋のたもとに2004年から2005年にかけて1年間カメラを設置し、その間66mの高さから海面へ身を投じる、24人の投身自殺者の一部と、遺族の証言で構成されるドキュメンタリーです。

橋は見事な景観で、橋から見える風景も絶景で、自殺とか考えなくても、飛んでみたい気分になりそうなところだと思いました。劇中に自殺の場所を決めるのは、進路を決めるのと同じことという人がいました。あの橋を選ぶのも何となくわかる気がします。

死刑もそうだけど、ついさっきまで息をしていたのに、それが絶たれた瞬間というのは、なんともいえない空虚な気持ちになります。こんなにはかないものなら、もうちょっと生きてもいいのにと思います。

とか言って、実際まわりの迷惑を考えられない状態で人は死に急ぐのでしょうね。