カエルニッキ

ド・ザイナー。

『バベル』


『バベル』を観てきました。モロッコ、アメリカ・メキシコ、日本と舞台が分かれていて、ひとつのライフルが、言葉の通じない4つの世界をつなげます。

それぞれの国の悲しい話がとても生々しかったです。場面が変わると時間軸が前後するので、一瞬どの時間なのかわかりづらかったところがありました。特に日本はまるで別物のストーリーが展開されているので、無理やり入れた感が強く、終点を見失ってしまったのではないかと思いました。

スタートレックによくあるような、平行して二つの違うストーリーが、最後に収束する感じではありませんでした。

にしても、それぞれの国で一本映画が作れそうなぐらいあるであろう複雑な出来事は、裏に政治があり、宗教があり、差別があり、とても深いものがあります。なんだかちょっとずついろいろあって話はバラバラな映画だけど、それぞれの話でいい場面がありますのでオススメしちゃいます。

問題になっている映像点滅の場面ですが、カエルは大丈夫でしたに。場面写真は、それよりも刺激的な場面です。