カエルニッキ

ド・ザイナー。

涙の二本立て『死ぬまでにしたい10のこと : my life without me』『再見〜ツァイツェン、また逢う日まで』

くんにちわ。ヒマさえあれば日本全国地名しりとりをしているご当地ものダイツキなカエルでつ。

早稲田松竹『死ぬまでにしたい10のこと : my life without me』『再見〜ツァイツェン、また逢う日まで』の二本立てを観てきました。

死ぬまでにしたい10のこと『死ぬまでにしたい10のこと : my life without me』
23歳の若さでガンに冒され余命2ヶ月と宣告された主人公が、死ぬまでにしたい10のことを書き留めました。それを実行していくにつれて、人間としての深みが増して来るという話でした。トレーラー暮らしって楽しそう。子どもたちと乗るいかだごっこや、ライオンごっこはすごく自然で好感が持てました。それからお医者さんとの会話シーンもよかった。

独り車の中で、子供たち宛にメッセージを残すあたりには、とてもけなげな感じがしてならないけれど、浮気のチューのあとでその相手が見ている前で、旦那ちゃんと抱きあえるという神経は、やっぱり死ぬ前だからなのか、これには共感できなかった。にしても、複雑な思いで見てしまいました。

もし、自分だったらどうなるだろう。冷静にはきっと受け止められないと思うけど、神が降りてきて、なんかすごいの作りたいと思うかな。断末魔の作品。


再見〜ツァイツェン、また逢う日まで『再見〜ツァイツェン、また逢う日まで』
小さい頃別れ別れになった兄弟が20年ぶりに再会するという話です。子供たちがけなげで泣ける。家族で支え合っていく姿もすごくあったかい。貧乏らしいけど、食べてるごはんもすごくおいしそう! バラバラに引き離されるシーンは観てらんないです。どれだけつらいことか。

なのに20年後の現代ときたら、なんだかすごいおサムイ感じになってて、たびたび違和感をおぼえながら観てたのですが、最後になってとどめを刺されて興ざめです。子ども達のシーンが良かっただけにぶちこわしで、とっても残念な映画でした。作り直した方が良いぐらい、もったいない。