カエルニッキ

ド・ザイナー。

天狗の山へ


正月ふいに一日空いてしまいまして、高尾山へ登ってきました。冬の高尾山。雪は無いけれど、寒さはそれなり。今回は訓練も兼ねて、重い荷物を背負っての山行でしたが、日差しが暖かく、すごい汗だくになっておりました。山道から、沢沿いへと変化に富んだ6号路、別名びわ滝コースという登山道を登り頂上へ、約1時間15分。まあまあのペエスです。頂上の周りをぐるりと一周する自然散策コースを20分ほどで巡り、頂上からは高尾山薬王院の方面へ舗装路を降りていきましたが、本堂はさすがに正月明けて間も無いので参拝客で賑わっておりました。

高尾山からチラリと中央道と交差すると思われる、建設中の圏央道が見えました。まだ土台の足だけですが、それはもう巨大な足で、中央道のこの区間を走っていると、巨大な遺跡の塔の間をくぐり抜けているような感じがします。この巨大遺跡は高尾山のどこかを通って行くらしいです。高尾の山がけずられてしまう。いまでは貴重なこんな豊かな山を、と思うと、ほんとうに高尾の天狗さまが怒らないだろうかと思います。

壊れた自然が元に戻るにはどれぐらいの時間がいるのだろう。壊すのは一瞬。自然治癒にも限界があるのにと思う。高速道路の便利な事情は良く把握できていないけれども、この山に住んでる動物達がどうか無事でありますように。と都合のいいお願い事をするのでありました。

下山したところで、ケーブルカーの駅周辺に並んでいるお土産屋さんでは、高尾山だんごがアツアツで売っていて、あんこ入りのちょっと焦げた団子の匂いがとっても懐かしく思えました。今回団子どころか、名物のとろろそばも食してこなかったのですが、次回はぜひ団子をたびたいと思います。こげこげ〜!

ちょびっと撮ってきた写真を別ペエジにまとめてみました。キョーミある方はどうぞ。
高尾山行記

【参考リンク】
高尾山公式ページ