18年前に丘の上の売店でカニパンを食べた想い出しかない代々木公園に行って参りました。いろいろなゾーンがあって、バラの園の噴水の通りには、音楽するシト踊るシトで賑わっていて、桜の園のベンチにはまったりカップルがいちゃいちゃ、梅の園あたりにはブルーシートのテントがたくさんあって、ひっそりとしていました。
真ん中辺の広場には、キャッチボールゾーンとか、バドミントンゾーンとか、フリスビーゾーンみたいに、そんな決まりもなさそうなのに、なぜかみんな秩序ある並び方をしていて驚きましたでつ。
同じ広場には、ピクニック気分にシートを敷いて集っているグループが何組かあって、何でここに集まっているんだろうと、素朴に思いました。オフ会？ いや、それはいいとして、こんなにも集いたいシトたちが、好きなだけ集っているのに、ひとりでさびしんぼのシトだって世の中にいる訳で、何だかこのギャップが埋まればいいのにとか、余計なことを思ったり。
ちょっとサイクリングコースゾーンにはいると、木のてっぺんではカラスたちがしきりに鳴いていて、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』（日本語で解説が詳しいペエジ→ブレア・ウィッチ・プロジェクト-The Blair Witch Project-2000 Copyright Granpa Hiro）の雑木林にもちょっと似ていて怖い感じ。歩くとパキパキ木の枝が折れる音がしていて、怖くもあり、快感でもあり。（どっちじゃ）
あと、バードサンクチュアリには感動しました。はずかしながら、野鳥誘致園て初めて聞く言葉で、立て看板の解説にフムフムとうなずくばかり。大都会の真ん中にこんなに自然が残っているなんて、しばらく忘れていたような、実は始めから知らなかったような。代々木公園のとなりには明治神宮がありまつが、明治天皇が詠んだ句を思い出してみたり。
うつせみの 代々木の里は 静かにて みやこのほかの ここちこそすれ
（代々木の里を代々木の森と間違えて覚えていたことはナイショ）
