30日は、TBS赤坂ACTシアターで行われたTEAM NACS 第16回公演「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」 を観て来ました。今回1回しか観られないので噛み締めて見ました!
1945年8月15日。
この日、日本は無条件降伏を受け入れた。しかしその後。
突如としてソ連軍の大部隊が、
武装解除した孤島に攻め入ってきた!気持ちをもう一度奮い立たせ、再び銃を持つ兵士たち。
彼らが立ち上がらなければ、
北海道は二分されていたかも知れない。日本最後の戦いの司令部があった「幌筵島」。
私たちはまだ、その島の名前さえ知らない。
めちゃシリアスと思ったら実話でした! 千島列島の占守島の戦いの一片で、チハがステージ中央にあって、それは現在もある風景を再現したそうで、資料の少ないすごい話を題材にしたなあと思いました。熱いお芝居に脚本に澄んだ歌声に、日本人なら震える部分がたくさん。
このちょっと前にテレビでゲストに出ていた番組、金スマで話が出ていて以来気になってた、“みんなが光る部分”を確認しながら見ました。ときどきはおちゃらけてはいるけれども、終始命をかけたメッセージ性の高いお芝居でした。いやあ、シリアスだった! 最後のヤスケンで泣かさります。
それだけに、その後のカーテンコールの台無し感が救いでありました! メンバー一人ずつが全く関係ない話をするコーナーになっていて、この回では、大泉さんが観に来たさんまさんのマネがすごい上手で、テレビに出ていないところでもおもしろい様子が伺えました。
最後にリーダーが、あまり知られていない、けれど、北海道にとってはとても大事な出来事を残したいという思いで、今回脚本を林民夫さんに書いていただいた説明がされた時、NACSの存在がまた大きくなったなあと実感しました。5人メンバーが、いまではそれぞれみんな各所で活躍しているいま、大変強い題材になったと思います。そしてこれからどういう活動になっていくのか興味深いところであります。
というのも、もしかして極論かもしれませんが、学校の教材にしても良いんじゃないかなっていうぐらいの完成度なので、ずーっと残って欲しいお芝居だと思いました。
18.04.03