カエルニッキ

ド・ザイナー。

『マン・オブ・スティール』3D 字幕版



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『マン・オブ・スティール』3D 字幕版を見てきました。全然期待しないで観に行ったらすごいおもしろかった! スーパーマンのつもりで見に行くと、話の重さにビックリするかも。

クリプトン人の生みの親と地球人の育ての親、どちらにも命がけで守られ、希望の存在そのものとなったクラーク。親子の愛がジーンと来ちゃう。優雅に飛ぶ昔のスーパーマンの姿はみじんもなく、地球人とクリプトン人の間で、苦しみ問い続けながら導き出した答えにも苦しむダークヒーローです。

そしてとにかくアクションのスピード感が半端じゃない速さ。一突きでビルいくつも飛び抜けてしまう威力。監督はCG効果に定評のある『300』や、名作『ウォッチメン』のザック・スナイダー監督。製作には『ダークナイト』などのダーク部門に新たな新機軸を打ち出したクリストファー・ノーランの名前が。これはおもしろくないわけがない。アメコミの明るいスーパーマンをこんなに奥深いものに仕上げるとはすごいです。

あと、地球のコアを通して重力を変えていくというのがすごい発想だった。こういうのが来たらと、かなり絶望した。

前半が話が壮大過ぎて風呂敷広げすぎてないかと思ったけれど、最後にはちゃんと回収できていた。おもえば『ウォッチメン』もそうだった。あれよあれよという間に術中にはまっている、ザック・スナイダー監督の手腕の見事さ。

最後にメガネのクラークケントが登場したので、続編できるのでは。次回作も見たい! さしずめ『マン・オブ・スティール』はスーパーマンビギニング。