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ギレルモ・デル・トロ監督最新作『パシフィック・リム』3D 日本語吹替版を観てきました。ギレルモ・デル・トロ監督というと、トラウマになった『パンズ・ラビリンス』の監督なのですが、『パシフィック・リム』は本当に監督の好きが詰まったやりたいホーダイの映画だと思いました。こんなにロボ愛、怪獣愛に満ちている映画作れる、作りきった作品見たことない。
イェーガーや怪獣の登場シーン、個性的な一体一体に見せどころがあって、それもとびきり一番かっこいい角度から見せるこだわりの演出。ベタだけど、正統派で王道で、ロボ好きクリーチャー好きはぜひ観てみてもらいたい。怪獣は日本の怪獣に比べて、心理的なものは働かず、やはり無機質な敵なのですが、質感がCGだろうけれどぜんぜんCGに見えない生々しいところは、やはりすごいこだわったところなのだなとわかります。
日本の伝統は着ぐるみなのでそれに近づけたかったのだと思う。たぶんCGだろうと思うけど、あれ中に入ってた?
そんなロボと怪獣にこだわりまくった映画ですが、なんとストーリーは至ってシンプル。登場人物も主人公、ライバル、中国、ロシア、ヒロインのわかりやすさ。小学生のお子様でもオッケーです。夏休み親子で来ていた人たちも結構いましたが、楽しんでいたようでした。
エンドロールの最後に、「レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ」とあったところで、じわっと来ちゃった。
今回吹替版を見たのですが、杉田智和くんと林原めぐみさんが大活躍。杉田くんかっこ良かったー! ふざけないと本当にカッコイイですね!