カエルニッキ

ド・ザイナー。

『悪の教典』


(C) 2012「悪の教典」製作委員会
今期アニメ放映中『新世界より』の、貴志祐介原作の『悪の教典』を観てきました。『海猿』などの見るからに正義感の強そうなイメージの伊藤英明が演じる、英語教師・蓮実聖司。通称ハスミンと生徒に慕われる絵に描いたような人気教師が、ニコニコしながら猟銃で生徒を撃ちまくるギャップが、結構衝撃的な絵図。文化祭の準備中というシチュエーションが、ど派手な惨劇を演出してました。

ハスミンの中では、声が聞こえて、その言葉に共感し行動を起こしているだけ。現実と非現実が交錯しながらもそれが日常で、これはデヴィット・クローネンバーグの『ビデオドローム』や『裸のランチ』の異世界との共有部分を彷彿とさせました。ちょっとした精神汚染があるかもしれなくもありません。

最後、「to be continued...」とあったので続きがありそう。