カエルニッキ

ド・ザイナー。

雑誌広告オンライン送稿 J-PDFデータ入稿でつまずいたことなど

こんにちわ。フリーでデザイン制作することを生業としておりますゲコですゲコゲコ。

仕事内容は主に紙媒体のDTP作業が多いのですが、その中でとある出版社の雑誌広告をうけまして、その入稿データのシステムが結構独特だったので記録しておこうと思いました。カエルニッキを見ていてくださる同業者の方の、少しでも参考になればと思いますが、それ以外の方には専門用語が飛び交う覚え書きです。ご了承くださいませ。

どこまで浸透しているかわからないけれど、雑誌広告のデータ作成をしていると、もしかしたら避けられない道になるかもしれないこの決まりごと。自分もしっかり把握は出来ていませんが、ざっくり言うとアナログからデジタルへの切り替えで、同じ設定でデータを入稿しましょう、そのために決まりごとを作ったのでJMPAカラー準拠PDF制作ルール、これに沿って入稿してくださいというもの。

すべてが載ってる公式ページ>雑誌デジ送ナビ

つまり、PDF入稿で指定されたプロファイルを使って納品するということなのですが、これがなかなか手強かったです。PDFを書き出したあとのプリフライトレポートで、チェック項目が赤のばってんになっていると入稿を受け付けてもらえない。青いマークなら、まあ何とか受けてもらえる。らしい。

この図がエラー結果。これをもとにちょいとまとめます。


【まとめ】
●制作ルール対応ソフト(プロファイルDLサイト>制作ルールダウンロード-雑誌デジ送ナビ)プリフライトチェック用は4cと1cと更に分かれます。

フォントは基本すべてアウトラインに。InDesign作成で本文テキストがある場合、あまり多いとこの入稿形式自体適用されない。アウトラインが大変だからネ。今回、CS3でやりとりをしていた広告データを、CS5で開き直し保存して書き出したところ問題なく情報はCS5の書類になったので、書類の内容にもよりますが、これはだいたい行けそう。

指定のPDFを書きだすプロファイルは、Illustratorでもトンボが付くので、ドキュメントの中にトリムマークを作らなくて大丈夫。トリムマークが入っているとエラー処理でレジストレーションを使用している警告が出る。

Illustratorの設定によってはデフォルトでスミ100%をオーバープリントにしておかないと警告が出るので、抜きにしたかったら99%にしておけばいいと思った。

あとブルーマークのダメではないけれど、良くもない的な項目で、「線の太さが0.3pt未満」のエラーがでていて、ぐぐったら同じ現象の人がいました。
プリフライトチェックについて - Yahoo!知恵袋
ここでは「線の太さが0.3pt未満」のエラーは「i macやノートだとアドビのバグがでる」というところがあって、バグなのか……?

というわけで、校了→アウトライン・オーバープリント設定確認・画像埋め込み→PDF書き出し・プリフライトチェック→入稿 というながれ。あれ、なんか普通。

とまあ、今回担当した媒体ではここまで、改めて入稿ルールを見なおしたところ。また、何かあれば追加項目を足したいと思います。つたない説明で、しかもニッチな箇所ばかりで、わかったシトが果たしているのかかなり疑問ですが、最後までお付き合いありがとうございました。