東京国立近代美術館で開催中の『展覧会情報ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945』に行ってきました。油絵、デッサン、写実、キュビズム、日本人体形、外国人体形などなどいろいろなはだかの絵がありました。
西洋絵画のはだか率に比べて、日本の絵画は断然少なくて「芸術としてのはだか」を見せるために作家の人たちはいろいろ試行錯誤を重ねていたらしいです。局部に布をかぶせてみたり、陰毛を無くしてみたり、脇毛を生やしてみたり。作家の密やかな抵抗が見え隠れしていた作品も。展示を見た当時の人の目にはどう写ったのか。作品の脇には、はにかみながら、顔覆いながら見ているイラストがありました。(よく見る日本の風習を割と皮肉ったイラストを描く外国のイラストレータの人。名前失念。)
西洋のはだか絵は、割と堂々としていて、豊かな象徴とも言われたりしていますが、日本のはいろんな意味で控えめで、恥ずかしがるほどエロく感じました。
『展覧会情報ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945』
期間:2011年11月15日(火)〜2012年1月15日(日)
休館:月曜日(ただし2012年1月2日、9日は開館)
年末年始(12月28日〜1月1日)、1月10日(火)
時間:10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00) *入館は閉館30分前まで
料金:観覧料 一般850円/大学生450円
場所:東京国立近代美術館(1F企画展ギャラリー) 東京メトロ東西線 竹橋駅 1b出口 徒歩3分