カエルニッキ

ド・ザイナー。

出口に迷う現代『出口のない海』

『出口のない海』遠距離恋愛って、なかなか続けるの大変そうって思うけど、近くにいても距離があるシト達だっているものね。
秋の夜長に今晩わ。人間魚雷、回天に志願した野球選手の話、『出口のない海』を観てきました。

横山秀夫の原作「出口のない海」感想は2004-11-02に書いてました。映画は原作ほど、重くなく爽やかさが残る印象です。

やみくもに戦争はひどいものだと訴えるような悲劇をつづったというよりも、個人の意志のあり方が細かく描写されていて、とても冷静でした。だからかなー。残酷で、悲しい中にも爽やかさが残りました。「敵の姿をみたことがあるか」「自分は回天を後世に伝えたいと思う」組織というか、囲いの中にいて、そう発想することがどれだけ柔軟で、勇気あることなんだろうと思いました。並木役の市川海老蔵は、とてもいい顔をする。とっぴなイメージがとてもよく似合ういい役者だと思いました。

つぎは『太陽』を観に行きたいです。