日曜日、早稲田松竹で『ロスト・イン・トランスレーション』と『真珠の耳飾りの少女』を観てきました。
『ロスト・イン・トランスレーション』は、あまり観る気がしなかった映画だったのですが、思った通りの気だるさで、特に大きな感動したということはありませんでした。けど、映し出される東京の風景が、時々ハッとさせられるのだけど、あれは監督が好きな東京なのかも知れないなあ。カエル、上京したての時に首都高走ってて時折見えてくる電光掲示板がすごく面白かったんだけど、同期のシトはそれほどでもなかったみたい。でも、この監督はカエルと同じような感じ方をしたのではと思う場面が多々ありました。そうゆう意味では結構好きになれる監督かと思った(笑)
『真珠の耳飾りの少女』は、すごかった。ひとつひとつの場面がまるで絵画のよう。徹底して意識したんでしょうが、音楽もこれまた素晴らしく、風景と相まって感動的でした。少女の心を表すかのような切ないメロディがたまらない! セリフもほとんどなく、表情だけで見事に役をこなしていたと思う。前に観たホテルでうだうだやってる同じ役者とは思えませんでしたに。
とにかくフェルメールの世界観にばっちり浸かれた感じです。ゲージツカの妻はどうあるべきなのか、ゲージツカにとって大事なのは何なのか、深く考えさせられた作品でもありました。つか、サントラほしー!