カエルニッキ

ド・ザイナー。

市谷の杜 本と活字館 ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷 Gaby Bazin - Le Typographe


建物が大好きな、市谷の杜 本と活字館で開催中の、ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷 Gaby Bazin - Le Typographeへ行ってきました。

本展では、フランスを拠点に活動するアーティスト、ギャビー・バザンの絵本『Le Typographe』(éditions MeMo)をご紹介します。この絵本では、印刷以前の手書きの文化から、グーテンベルクによる活版印刷の発明、そして活字をつくり、組み、印刷するまでの一連のプロセス(まさに職人技!)を、あざやかな色とエスプリあふれるイラストレーションで学ぶことができます。(公式よりコピペ)



活版印刷の制作の過程を活版印刷で表現。はじめモノクロでトレペ重ねて確認しながら描き始め、3版分描いたのを、スキャンしてデジタルで色付け調整するそう。作業していて途中で変えちゃう時もあるとか。版の色分けなんて、脳内でシミュレーションがぐるぐるします!


時折登場するムッシュの豆知識がとても豆知識! 空白部分の作業、前回見学した時、職人技に驚いたものでした。現代はデジタルで空白は簡単に作れますが、デザイン上、やっぱり空白多いデザインは慎重に考える部分であります。


活版印刷の職人さんがかわいくて、一版ずつ刷られていく過程がとても愛おしい展示でした。



市谷の杜 本と活字館 2階企画展のところで、ギャビーさんの素敵なイラストで、しおりの印刷初体験ができました! 予約不要でその時空いてたからすぐできました。たのしい! 担当の方に丁寧に教えてもらいながらできました。


2回インクロールグリグリして3回目にしっかりハンドルを押し付ける。これで完成です。このインク、乾くの3日かかるそう! 用紙を挟んだビニル袋に入れてもらいました。


ショップなども企画展オリジナルグッズほか、いろいろ楽しい紙アイテムがたくさんありました。中でも驚いたのが印刷用の紙の裁断したヤレ紙がメモ帳(一筆箋のような?)として、浮世絵が表紙カバーになって売られていたものでした。中を見るとトンボの罫線が入っていたりしておもしろいです。とてもいい紙質なので描き心地良さそう。資源再利用の試みとてもいいと思います。1500円ぐらいしたので買いませんでしたが……。


活字のイス、かっこよすぎでは!


そして、前回叶わなかった喫茶利用できました!


メニューの様子です。CMYKが目を引きます。


ホットコーヒー(モカマタリ)M 200円と、網点アイス(スクエアドット)140円を注文。網点をカラフルなざらめで表現。かわいい。一段下がった中庭? の見えるテーブルでいただきました。小口と箔押しセット。全体このデザインワクワクします。


そして、ギャビー・バザンによるイラストスタンプラリー(自由参加・無料)に参加してきました。場所は3ヵ所。(時系列的にはこちらが先)

3色重ねて一枚の絵になるものです。
開催期間:2025年6月28日(土)~10月19日(日)


東京日仏学院は初めて行きましたが、たまたま「パリ祭2025」で、お祭り状態でした。


いつもギャビー・バザンの展示がされている空間は、子どもたちがお絵かきをしているワークショップのお部屋になっていました。初めわけもわからず、中にいる日本語がじょうずなフランス人らしき大人たち(多分先生方?)に聞いたら、皆さんよくわからず(笑)、本館らしきインフォーメーションで聞けました。


スタンプ台は図書館の入口に移動していました。初めに黄色い版が押されていて、その後3ヶ所で版を重ねていくのです。


小規模ながらも、アナログライブ演奏があったり、みんな祭りモードだったので、迷っているだけでなんだか楽しい気分に。建物もいい感じ! 全てが新体験でした。


先日の細野さんの展示の立教大学と、今回の日仏学院と、学校に展示見に来る機会が続けてあって、新体験だらけ。今年の目標は「新体験をする」です。できてるよね!




ふたつめの、DNPプラザも初めて入ったのですが、手前に本屋さん、企画展、奥にカフェがあり、フードも充実していました。


みっつめ、市谷の杜 本と活字館のスタンプラリーテーブル。


3件全部行ってきたのを見かけた中の人が、丁寧にビニルの袋に入れてくれました。あと、ギャビーさんのしおり印刷体験でできたもの。


ポストカードもゲット。チラシかわいい色。冒険したような、大変充実したスタンプラリーでした。


ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷 Gaby Bazin - Le Typographe
期間:2025年06月28日(土)~2025年10月19日(日)
休館:月曜・火曜(祝日の場合は開館)、年末年始
時間:10:00~18:00
料金:入場無料
場所:市谷の杜 本と活字館 東京都新宿区市谷加賀町1-1-1

【関連サイト】

このポストカードは、モダニズム建築家・坂倉準三が設計した旧館と、南仏の村を思わせる藤本壮介設計の新館という、東京日仏学院を象徴する2つの建築の出会いから生まれる躍動感を、ギャビー・バザンが鮮やかに描き出したものです。


帰りは市ヶ谷駅方面へ。途中にある市谷亀岡八幡宮へお参り。


さらに近くの自衛隊グッズ専門店「ミリタリー将」というミリタリーショップを見たり。Tシャツ欲しかったんだけどちょうどいい感じのがなかったので断念。

25.08.12