カエルニッキ

ド・ザイナー。

『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン』


アーティゾン美術館で開催中の『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン』に行ってきました。節度ある写真撮影OKで、すばらしい展示会場でした!


この躍動感たるや! 筋肉の使い方ってこうなの、という未知の世界を見てるよう。


例のでっかい東京の地図。の日本橋のあたり。古いのと新しいのが混ざっていて、自分にゆかりのある場所はどうなっているか、と探すのが楽しかったです。密度の濃い作品群ではあるとは思っていたのですが、想像以上に見入ってしまいました。



物理的に多角的視点から見る日本橋の話が、具体的でわかる日本橋漫画がおもしろいです。みんなこれを読み込んでしまうので渋滞がおこってました。あと、セザンヌラブの熱量がすごかったです。セザンヌの奥行きの捉え方に気付いた話と同期している、奥部屋の水墨画コーナーも良かったです。


斜めのお部屋や、飛蚊症の部屋など体感ゾーンで、他の絵画鑑賞にはない、五感をだいぶ刺激されるコーナーがありました。斜めのお部屋は、部屋の対角線にある出口まで通り過ぎるだけですが、途中で平衡感覚がおかしくなって、あれ?ころびそう? と不思議感覚になりました。人によっては要注意な場所です。楽しめそうなら行きましょう。

飛蚊症のお部屋は勝手に名前をつけたのですが、真っ白な部屋で、じっと壁を見ていると自分だけに見える何かが出てきます、的な話で、私は飛蚊症たくさんいるのですが、どのような形でどの辺にいるのかはっきりわかりました。ピントが内側にあっちゃうんですかね。


アーティゾン美術館は初めて行きましたが、展示形式は洗練されてて、いい美術館でした。

『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン』
期間2023年9月9日(土) 〜 11月19日(日)
休館:月曜日(9月18日、10月9日は開館) / 9月19日 / 10月10日
時間:10:00 〜 18:00(11月3日を除く金曜日は20:00まで)入館は閉館の30分前まで
料金:
日時指定予約制
 一般 ウェブ予約 1,200円/窓口販売 1,500円
場所:

23.12.11