約1年半の延期を経て公開された、007シリーズ25作目にして、ダニエル・クレイグ主演5作目の完結編、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。
今作でダニエル・クレイグのボンド完結編ということで、過去4作を予習復習で見て挑みました。
- 『007 カジノ・ロワイヤル 』(2006年)マーティン・キャンベル監督
- 『007 慰めの報酬』(2009年)マーク・フォースター監督
- 『007 スカイフォール』』(2012年)サム・メンデス監督
- 『007 スペクター』(2015年)サム・メンデス監督
「カジノ・ロワイヤル」は、オープニング映像からおしゃれでかっこよくて度肝を抜かれました。モノクロで始まるシーンも強烈。007というコードネームを得た、駆け出しボンドも新鮮で、4本の中では、華やかで場面展開が多く、一番派手な印象でした。
「慰めの報酬」はその後始末のような作品。
後半2本は、ニューフェイスから活躍し続けて、渋みを増したボンドが第一線から退いて……。前2作よりは地味でシリアス展開に。上司も変わり、いよいよラスボスへ辿り着き、最後には死なないボンドガールと幸せに……?(これまで大抵死んでたので!)というところまででした。
そして本作、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』監督はキャリー・ジョージ・フクナガ。橋脚&バイク&カー&グライダーアクションが、かっこいいの集大成でした。特にボンドカーがすばらしい! 美しかった!
前半2作と後半2作の総括と言っていいほど、ちょいちょい昔の死んだ人たちの存在がほのめかされて、クールなイメージだったボンドが、今回人間ドラマもホットで泣ける内容に。最終章ならではの内容だったと思います。
スーツがとにかくキマってて、次の007シリーズがあるならば、演る人はどんな役者さんかなあと妄想してみたり。
ミッドタウン日比谷で見たのですが、入口エントランスにボンドカー展示。映画見た後だとさらにかっこよく見える……! あのギミックがすごい。
立体に見える007
立体に見える007 pic.twitter.com/mNbfeikhdH
— kaeru geko (@kaerugeko) 2021年10月2日
21.10.17