日本のゲームシナリオライターでもあるライトノベル作家、丸戸史明先生の原作をアニメ化、2期に渡りテレビ放映されたのち、最終章を描いた劇場版の作品。『冴えない彼女の育てかた Fine』を観てきました。感想にネタバレあるかもしれませんので、未見の方はご注意です。
良かったです……。最後はとにかく良かった。
なにも考えてなさそうだったヒロインの成長が、密かにじわりと周りの心情をかき乱していく様子が、ちょっとヒリヒリ展開。えりりには共感する部分があって、なかなか厳しい戦況でした。
玄関前で星空を見上げるシーンの、えりりの玄関までの牛歩に、ポエム書けそうなぐらい胸がキュンとなってしまった。今までふたりのクリエイターを生殺しにしていた部分の、本当の意味で決着がついた最終章でした。
それからはもう、ヒロインの積極性に、きゃぁ〜って感じで。最後は良かった。あと、ベレー帽を後ろに持つ描写、最高にステキ。
オタクの妄想全開の、物語の側面にずっとある、クリエイティブな部分ですが、劇場版は特に、物を作ることに関しての刺さる単語が多かったです。
それにしても、彼女にするなら能力が手頃な相手を選ぶ、というのは本音だろうけれど、やはりそういう男の人は多いのかなーと。どうなの?
観たのは渋谷TOHOですが、新宿のバルト9の様子です。
19.11.17