(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation
『キングスマン』を観てきました。紳士服の仕立て屋さんの奥部屋が、スパイのアジト的な、古典的スパイシチュエーションがときめきます。あくまでもエレガントに紳士な振る舞いをしつつ、メガネ、傘、麻酔針、など秘密小物がいろいろ登場して断然楽しいです。
古典といえばストーリーも、やさぐれてた若い主人公が、師匠のもとで経験を積んで、一人前になっていく成長物語というこれまた定番なテイストで、ある意味安心(?)して見られます。冗談みたいに簡単に人は死ぬけれど。
全体的にユーモラスなのですが、サミュエル・L・ジャクソンが最近では、マーベラス製作の『アベンジャーズ』ではヒーローたちを取りまとめる長官役でよく見かけていたのが、今回は世界を滅ぼそうとする首謀者として出てくるという、英国映画の皮肉がおもしろかった。
見る人の評価を分けるのではないかと思われる、最後の花火のシーンは圧感でした。こういうの大好き。
15.09.21